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《ETAJIMA Fan Info》
江田島の桜といえば・・・
同期の桜~江田島銘醸株式会社~
江田島町にある海上自衛隊第1術科学校から徒歩5分。『江田島銘醸』の酒蔵の歴史は、明治21年、江田島町に海軍兵学校が移転してきたことがきっかけとなります。学校が移転してきてしばらくして、宮大工だった初代社長が海軍御用酒として酒造会社を創業させたことに始まります。
大戦が終わり海上自衛隊第1術科学校となった現在も、その名残は色濃くのこり、今でも一番人気の商品銘柄は“同期の桜”です。“同期の桜”は軍歌の曲名として有名で、そこから名づけられたようです。
現在の社長は4代目になりますが、すでに35年以上自ら杜氏もしていらっしゃいます。そうすることによって、社長の思う理想のお酒造りを追い求めることができたそうです。
「酒造りは、農業のようなもので、手をかけてやることが重要なんよ。畜産に例えたら目には見えんけど微生物を育てよるようなもんじゃけんね」と話されていました。
実際35年の月日の中で、江田島の町の変化、酒造の環境の変化、お酒の流行の変化もありで色々な経験をされてきたそうです。
その中でも時代を感じたのが“古鷹”という商品の売れ行きです。「艦隊コレクション」というシュミレーションゲームのなかに“古鷹”というキャラクターがいることで、お酒の“古鷹”の販売につながっているそうです。
「何がきっかけで売れるかわからないけど、しっかりした旨い酒をつくりたい」と話す社長。
跡継ぎも決まったそうで、次期社長がスムーズに引き継げるようにと、設備のリニューアルも順次進めているそうです。また、蔵見学※を始めるなど、新しい取り組みもされています。
いきいきした社長とお話させていただいていると、江田島市の蔵元という伝統産業は無事継承されそうです。
これから卒業式や歓送迎会、花見の季節。
志を共にする仲間と、同郷の仲間と、そして旧友と、一献やってみてはいかがでしょうか。
江田島銘醸株式会社
住所 〒737-2122 広島県江田島市江田島中央2-27-1
電話 0823-42-0001
FAX 0823-42-4536
WEB http://www.doukinosakura.jp/
※蔵見学は事前予約が必要です。