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《ETAJIMA Fan Info》
江田島市内にあるお好み屋さん。地元の常連客を中心に賑わうが、裏メニューでランチや弁当も提供する。
量を作らないので「あればラッキー」くらいに思ってもらえれば、と店主の談。
昼前の来客に合わせて盛り付けている傍ら、お話を伺った。
▲スパサラとキャベツ㊤、ホウレンソウのごまあえ㊦。見ただけでおいしさが伝わるものばかり
「野菜を食べてもらうのが一番のメイン」と語る。野菜料理が好きで、なるべく地物を使っている。どうしても肉が主役にはなるが、サラダなどの副菜には野菜を使う。
「料理を作るのが好きで。誰かが食べてくれるのを見るのが、すごく幸せ。見ていると楽しいって思うんです」
料理を作るのが趣味だよねと、人から言われることもある。冷蔵庫を開けて材料を見ると、つい作っているのだとか。「作ることが、自分のご機嫌をとることにもつながる」と笑う。
地元常連客の他にも、関東から帰省して家族と訪れたりする方もおられるほどの人気ぶり。
本当に嬉しそうに話す店主を見ていると、みんなが来たくなる店とは、こういうところなのだと気づかされる。
▲お話しているときの表情が本当に素敵で、楽しいひとときを過ごさせていただきました
▲お手頃価格のお好み焼き。材料からメニューを考えるランチに比べて「自分の中では仕事」と捉えているそう。
▲この日のランチは、ふっくら衣のアツアツとり天。目の前にして食欲を抑えるのがもう無理!
▲木のぬくもりを活かした明るい店内。卓上のアジサイにも店主のもてなしを感じます
「ゆるい感じで、あまりぎゅうぎゅうにしないで、臨機応変って感じで」。印象に残った店主の言葉。
決まったメニューを機械のように迅速に出すことだけが繁盛店ではないと、ハッとさせられる。
店主の作る料理を楽しみに来るお客さん。店主とお客さんとの信頼関係あってこその、通い続ける理由。
訪れて良かったと思えるお店でした。
(※店主から掲載の意向を伺い、店舗所在地などは記しませんが、江田島市内を回っていると、いつか出会えるかもしれません)
取材・記事作成:2024年5月