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《ETAJIMA Fan Info》
お待たせしました!日本全国150超の島々が集まる祭典「アイランダー2024」、今年も開催です!
「島と都市」、「島と島」をつなぐ交流イベント「アイランダー」は今年で32回目。島の魅力を体験できる、年に一度の「島の祭典」として親しまれています。
島の人・文化・食といった、島の魅力を感じられるアイランダーへぜひお越しください!
江田島市のブースでは、島の紹介や移住相談、特産品をご用意して、池袋サンシャインシティで皆さまのお越しをお待ちしています。
江田島市をはじめ、全国の島々と直に交流できるこの機会をお見逃しなく!
【開催概要】
日時:11月16日(土)10:00~18:00
11月17日(日)10:00~17:00
会場:池袋サンシャインシティ文化会館ビル2階 展示ホールD
(東京都豊島区東池袋3丁目1)
入場:無料
▼イベント詳細はこちらをご覧ください
公式ホームページ
大柿町大原にある喫茶ルナ。この地に店を構えて50数年、大柿公民館(現在は大柿市民センター)があった頃から営業しています。
高齢者を中心に地元に愛されている……だけではなく、子育て中のお母さんや、工事帰りの作業者の方など、実に多くのお客さんで賑わっています。
平日午前に伺うと、これから昼の仕込みをはじめるそうで、とても多忙のところをおじゃましました。
人気の日替わりランチは11時半から。数は決まってないのですが、無くなり次第終了とのこと。
昔ながらの喫茶の佇まいはそのまま。室内を見渡すだけで心が落ち着きます。
柔らかい光が差しこむ、趣のあるテーブル。失われつつある昭和の風情が、今も残っています。
今日の日替わりランチ(税込800円)、ボリュームと品数にびっくり!
ごはんもたっぷり、おかずも大満足でどれも体に良いものばかり。この量でこの価格とは安すぎる……!
デミグラスソースハンバーグ、ポテトサラダ、新鮮野菜。そして小鉢もこんなに!
どれをとってもお得なおいしさとしか表現できません……。ごちそうさまでした。おいしかったです!
店内を見ると、今は使われていない業務用ゲーム機が2機種も。昭和の時代、テーブル筐体(きょうたい)はバッティングセンターや喫茶店などで人気がありました。
ダイナックス(当時のゲームブランド)で製造・販売された「ねるとん牌鯨団」と「華折鶴」。
「ねるとん牌鯨団」は1990年頃、「華折鶴」は80年末頃のゲーム機です。
本体は稼働していませんが、今なお綺麗な状態でテーブルとして使われていることが実に貴重です。
「来られたお客さんの中にも撮っていく方がおられて……」と、お店の方からの談。知る人ぞ知る大柿町、江田島市の人気スポットとなっています。
昔からの変わらぬ佇まいと味を求めて、江田島市に来られたときにはぜひ、出かけてみてはどうでしょうか。
(取材・記事作成:2024年9月)
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【店舗情報】
喫茶ルナ
住所:〒737-2213 江田島市大柿町大原529−1
電話番号:(0823)57-5684
営業時間:午前7時30分~午後10時(閉店時間は変わります。夏場は昼食後から2時間程度閉店の場合有)
店休日:不定休、年末年始、お盆(カレンダーで前後の場合有)
※だいたい開店していますが、詳細は店舗までお問い合わせください。
大柿町大原にあるコンビニエンスヤマノイ。この地に店を構えて40数年。高齢者を中心に地元に愛されている。
店はご夫婦で営業。食料品や日用品の他に衣料品も揃える。高齢のご婦人向け衣料品が近くに無く、奥さんが仕入れている。店に来られる方に合わせ、サイズの希望や、派手なのは置かないなどの制約もあるそう。
お店自慢の鮮魚は、月・火・木曜日に市外から、ご主人が魚介類を仕入れる。その日のうちに新鮮な地物が、切り身、冷凍、骨なしフライ用など豊富な品揃えで並ぶ。刺身がいつもより安いサービスデーもあり、こまめにチェックがおすすめ。
昔は個人の鮮魚店も多かった大柿町。高齢化が進み、食生活の変化、大型量販店の台頭などで、古くからの鮮魚店は激減した。お手頃価格で鮮度のいい魚が買える店は、貴重な存在となっている。
輸入ものが多いなか、地物芝エビが入るとは嬉しい限り。
主力の魚を中心に、野菜や日用品なども揃う。時期によっては安浦産の小芋のように、旬の野菜も入荷する。
2週間に1回、大柿町の大原地区で折り込み広告が入る。魚のほかにドリンクなどの特売情報もあるので見逃せない。(チラシは6月撮影分)
ご主人に、昭和の時代から今の令和までの様子を伺った。
神戸市出身のご主人は、父の帰郷を機に大柿町へ。高校、大学の学生時代は島外で学んだ。
勤め人の父が跡取りで帰郷後、60年代に店を始めた。その後、他業種を経て、ご主人が80年代に店を継ぎ、今の場所で営業を続けている。
地元の鮮魚店が減り、仕入れ先の市場に行けば、漁師の高齢化による漁獲量の減少も耳にする。
店を利用する方は地元の高齢者が中心で、取り置きや配達も多い。
そのため、高齢の利用者で定期的に来られる方は、見守りの代わりにもなっているとご主人は話す。
いつもの時間になって来られない様子から「何かあったのでは?」と思い、人づてに連絡するケースもあった。
また、市外から一人暮らしの高齢者を介護するのに、家が狭くて寝泊まりできず、家賃だけ払ってアパートに住む人もいるという。
店舗後方は現在コインランドリーとなっているが、以前は2階にレンタルビデオ店があった。「太郎と花子」の名前はレンタルビデオ店から続いている。
ちなみにご主人が好きな映画作品は「ひまわり」。中学、高校時代中心に年間で5、60本も映画を見ていたほどの映画通だった。
ストアをご主人が継いだ5年後頃にレンタルビデオ店を開始。営業は20数年ほど続いた。
営業当初は日本の任侠ものや、金曜日の妻などのトレンディドラマのビデオが好調だった。
島内沿岸部には能美町鹿川など石油タンクがあり、昔は関西から日数をかけてタンカーで運ぶ人たちからも利用があったと話す。
ビデオからDVDに変わった後には韓国ドラマも流行り、利用者のテレビシリーズの要望から店でも揃えた。中には50巻ほど続くタイトルがあり、元が取りにくかったという。
やがてネット映画などの普及にともない、レンタル利用者が減少。レンタルビデオ店は10数年前に閉店した。
レンタルビデオ「太郎と花子」と言えば、今でも覚えてくれる人がいる。
当初は、2階で店舗を開くことに心配する人もおられたそう。
しかし実際に営業してみると、2階にある店舗が島内には無く、見晴らしのよさからも好評だった。
営業の常識で考えると2階店舗は儲けが生み出しにくいが、やって考えるという時代でもあり、面白かったとご主人は当時を振り返る。
古いお客さんといろんなところで会うときに「レンタルビデオ店に行ってました」という話が出る。
しかしレンタル店が終わった時点から既に縁が切れた人は、覚えてない人も多く、声をかけられても申しわけないそうだ。
あの頃はご主人も若く、20年くらい経っていると、特に女性の方は大きく変わるので記憶が一致しないと苦笑する。「すぐわかりませんね、ごめんなさい」って。
また、市外へ出て長いと方言も消え、本人が広い世間と関わるうちに言葉も変わってくる。戻ってきた方にはそういう人が多いとご主人は語る。
江田島市や隣の呉市で、シタビラメの一種の方言「でんちょう」。唐揚げでこの価格で食べられるのはヤマノイならでは。
江田島市へ帰郷の際は、懐かしい話を咲かせに、訪れてみてはどうでしょうか。
(取材:2024年6、8月・記事作成:9月)
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【店舗情報】
コンビニエンスヤマノイ
住所:〒737-2213 江田島市大柿町大原1281
営業時間:午前8時~午後7時
店休日:土・日曜日、年末年始、お盆3日間程度(カレンダーで前後の場合有)