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《ETAJIMA Fan Info》
江田島町中央,海上自衛隊第1術科学校の手前に位置する「陶器・生活雑貨『うねがわ』」「ミラベル」。
入口に置かれたメニュー。手書きのタッチがやさしく出迎えてくれる。
吊り下げ看板の,ミラベルの文字の上には「サチコの手づくりケーキ」。
一緒に描かれているフランスの果実=ミラベルが,店名の由来になっている。(日本では「西洋すもも」)
1985年8月23日の創業から,現在に至るまでのお話を,宇根川幸子さんに伺った。
「私は,若い頃からお菓子やお料理を作るのが好きでした。最初,中国新聞女性教室でケーキ作りを10年学び,その後,広島のフランス菓子の「ポワブリエール」で4年間働き,自分の店「ミラベル」を開きました」
ケーキには添加物を使っていない。自分の家で,お菓子を好きな子供に作るように,安心・安全なものを食べてもらいたいという気持ちから。
それぞれのプレートに並ぶケーキの数はやや控えめだが,「できたてのおいしさを届けたい,新鮮なうちに食べてもらいたい」そんな幸子さんの心遣いからこのようなショーケースとなっている。
個数がもっと必要なときや,ホールケーキなどは,事前に予約をいただければ対応可能とのこと。
洋酒をきかせたラムレーズンのほろ苦さが,チョコと程よく合うショコラ。
レモンが良いアクセントとなり口の中に広がる,チーズ好きにはたまらない,チーズスフレ。
こちらもチーズ好きにはたまらない,レアチーズケーキ。
いずれも,見た目の大きさ以上に,満足感がある味わいだ。
値札をよく見るとケーキ1個300円,シュークリーム160円!(いずれも外税)
創業時から変わらないという,懐に優しすぎる据え置き価格にも驚かされる。
ケーキ以外のお菓子も充実している。焼菓子の詰め合わせは,バラでも購入できる。
ケーキが並ぶショーケースの下方には,店名・創業年が刻まれたプレートがある。これも手づくりで,常連客の方からいただいたとのこと。
「お菓子作りは,今でも試行錯誤で正解はない。そういうふうにやってきたが,今もこうしてやってこれている」と幸子さんは語る。そのミラベルは,気がつけば今年で33年も続いている。
今日も,幸子さんのケーキを求めて,お客さんがまた,お店に訪れる。
(※駐車場は,この看板がある側に,普通車で3台程度駐車可能)
【店舗情報】
ミラベル
開店時間:午前9時~午後8時まで
定休日:日・祝日
住所:〒737-2122 江田島市江田島町中央1丁目5-2
電話番号:(0823)42-0038