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《ETAJIMA Fan Info》
新型コロナウイルス感染拡大の影響で,今年は,夏の甲子園大会と県予選が中止となりました。各都道県では,代替大会を実施。広島では7月11日,令和2年夏季広島県高等学校野球大会が開幕しました。
これに先がけて6月28日(日)9時から,大柿高校のグラウンドにおいて大柿高校野球部の練習試合が行われました。この日の対戦校は,並木・音戸(なみき・おんど)高校合同チームです。
大柿高校野球部は,生徒数の増加により部員を確保。昨年から夏の大会に単独チームで出場可能となりました。
現在の部員数は,マネージャー含めて1年生が6名,2年生が3名,3年生が2名の計11名です。
顧問の神垣(かみがき)先生不在のため,この日は野球部部長の山科(やましな)先生が,監督を務められました。
「勝ちにこだわった試合にしたい」と,意気込みを語っていただきました。
2人のマネージャー,笑顔がいいですね。試合中には,スコアボード記入から,部員への目配りまで,気がついたらすぐに,きびきびと動く様子が頼もしかったです。
「今年は1年生もたくさん入ったので,勝ちにいくことを目標に」と,キャプテンの2年・金川(かねがわ)くん。
金川くんは,今年度の大柿高校生徒会に,会長として立候補。7月から始動した新生徒会において,会長となりました。大柿高校の若きリーダーです。
試合開始前のひとコマ。グラウンドを見つめる部員の,真剣なまなざしです。
こちらは対戦校の並木・音戸高校合同チーム。並木学院高等学校の硬式野球部監督・市川(いちかわ)先生による,試合開始前の指導風景です。(写真右から2人目)
ユニフォームは,音戸は紺色,並木は緑色の配色で分かれています。
大柿高校は2008年,単独校での県大会出場後,翌年からは部員が揃わない状態が続きました。
2013年の夏,音戸高校では校舎建て替えに伴い,グラウンドが使えず,音戸高校野球部は大柿高校のグラウンドを借りて練習を始めました。当時,大柿高校の野球部員は1人。やがて同じグラウンドで,大柿高校野球部は音戸高校の練習に参加することになりました。
大柿高校は2013年,夏の県大会には出場できませんでしたが,翌年には部員が3人となり,音戸高校との連合チームを結成して夏の大会への出場が可能となりました。この2014年以降,大柿高校は連合チームでの出場が続きます。
また,2014年は県大会の後の8月に,大柿高校グラウンドで並木学園高等学校野球部との合同試合を行いました。普段は少ない人数での練習が,合同試合で実施できたことは,貴重な経験となりました。
2019年の夏,大柿高校はようやく単独校出場を果たしますが,そこに至るまでには音戸,並木との交流が続いてきた,このような道程があります。
山科先生が部員と共に気合を高める様子を,ネット越しに見守っているのは,外部指導者の三宅(みやけ)コーチです。(写真右)
江田島市出身の三宅コーチは,2019年春から大柿高校野球部を指導。かつては広陵高校の選手として甲子園に出場された,頼もしい大先輩です。
試合開始,先攻は大柿高校。1回表で3点を取り,チームに良い流れをつくりました。
その後,並木・音戸がじわりと追いつき,7回裏で同点のピンチに。
しかし大柿高校,ペースを大きく乱すことなく,攻めの姿勢を続け,残りの回への点につなぎました。
結果は「大柿 7-5 並木・音戸」。2点差で勝ちました。
試合終了後,金川くんにインタビューすると,
「(自分は出ていないが)ピッチングのミスはあったものの,クリーンナップから下位打線まで繋げられて良かった」と,冷静に分析していました。
両チームともに,お疲れさまでした。
(2020年6月取材)
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【学校情報】広島県立大柿高等学校
住所:〒737-2213 江田島市大柿町大原1118-1
電話番号:(0823)57-2055
FAX:0823-57-2619
ホームページ:http://www.ogaki-h.hiroshima-c.ed.jp/
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