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《ETAJIMA Fan Info》
民家を改築した人気のランチスポット
『別宅 武相荘』
江田島市能美町にある”武相荘”という小さな看板を掲げる建物。ランチセットが評判のお食事処です。民家をリフォームした店内は和テイストの調度品で飾られ、入り口も季節の草花が出迎えてくれる素敵な店構えです。
ただ、住宅の並ぶ中に溶け込みすぎて、気づかず通りすぎてしまいますのでご注意を(笑)
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このお店のランチメニューは1種類!優しく美味しい日替わりランチセットです。
島の野菜をふんだんに取り入れた小鉢が5皿並び、地物の魚のお刺身がついてきます。
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小鉢といってもご覧の内容。ボリュームもあり、それぞれひと手間かけた美味しい品々、ご飯がすすみます。
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この日、食べたことの無いシャキシャキとした食感の美味しい野菜が!お店のママさんに聞いてみると、”ヤーコン”という栄養たっぷりの野菜で、島の農家さんで作っている方がいるとのこと。
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地物魚のお刺身は季節によって変わります。鯛やアジといったものから、メバルなど様々。イワシの季節にはシラス丼と小イワシの刺身ということも!
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食事の後はデザートとコーヒーもしくは紅茶がでてきます。
ママさんの趣味で作られた人形などが飾られた落ち着いた部屋で、ゆったりと島時間を満喫できますよ。
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島の魚介と島の野菜と『武相荘』
江田島の風情をお楽しみください。
別宅 武相荘(ぶあいそう)
住所:広島県江田島市能美町高田3649-7
電話:0823-45-3667
営業時間:11:30~14:00
定休日:火曜日・水曜日
駐車場:あり
※夜は予約制の営業でお酒も楽しめます。牡蠣の季節には多くの方が遠方からも来店されているようです。
「うまい、早い、安い」の三拍子が揃った老舗中華料理店
江田島町に紅来軒が開店して40年。「うまい、早い、安い」の三拍子が揃った中華料理店として、地元でずっと親しまれています。開店当時から変わらないメニューにはファンも多く、紅来軒の中華そばを食べるためにわざわざ遠くから訪れる人も多いとか。
お持ち帰りも可能。予約すれば団体(20人程度)でのご利用もできます。
営業時間:11:30~13:30 17:00~21:00
定休日:火曜日
江田島市江田島町中央3丁目2-20(地図)
電話:0823-42-2656
〈酢豚〉
〈鶏のからあげ〉
〈カレー炒飯〉
早瀬大橋の江田島市側のたもとから海沿いに進むと、県道121号線(大君深江線)が続きます。
大君から深江へと向かうこの道、春は桜を楽しむことができるルートでもあります。
また、蹴り小島や王泊など、歴史と自然が織りなす大柿町の名所が点在。夏場の海水浴やマリンスポーツで賑わうビーチ長浜は、地元の人たちに長く愛されています。
上記チャンネルでは、今後も順次、動画を配信していきますので、チャンネル登録をよろしくお願いいたします。
(動画撮影:2022年4月(桜を撮影した車載動画)、6月(蹴り小島、ビーチ長浜など桜の時期以外のインサートカット)、記事作成:2022年9月 )
能美町の中町港から、松ヶ鼻バス停付近へ進むと、春には美しい桜並木が見られます。
広くとられた歩道は、眺めの良さからもランニング、ウォーキングに好適です。
海を隔てて見える能美町、江田島町の山なみと、手前に並ぶ抑制棚(※)の対比は、江田島市ならではの情景です。
※抑制棚……カキ養殖では、沖合のカキいかだで採苗して幼生を育てた後、浅瀬の棚に移します。これは、干満差を利用して強いカキを育てるために設置されたものです。
上記チャンネルでは、今後も順次、動画を配信していきますので、チャンネル登録をよろしくお願いいたします。
(動画撮影:2022年4月、記事作成:2022年5月)
その10は、能美町の鹿川水源地公園です。
周辺の山林に囲まれた、自然豊かな場所にあり、空気で膨らむトランポリン遊具「ふわふわドーム」が人気です。週末には家族連れで賑わいます。
桜や藤棚など四季の彩りが楽しめるこの公園。今回は、紅葉が見頃となった時期に撮影しました。
※施設の詳細や整備状況など、最新の情報は江田島市ホームページをご覧ください。
上記チャンネルでは、今後も順次、動画を配信していきますので、チャンネル登録をよろしくお願いいたします。
(動画撮影:2021年11月、記事作成:2022年3月)
その9は、江田島町秋月のしびれ峠の桜です。
また、小用の江田島公園から秋月に至る県道は、春には桜街道として、多くの人が訪れます。
上記チャンネルでは、今後も順次、動画を配信していきますので、チャンネル登録をよろしくお願いいたします。
(動画撮影:2021年4月、記事作成:2021年10月)
その8は、2021年の市内の桜(4か所)です。
・大柿町大原 福連木公園…
昭和20年に瀬戸内海汽船(株)を設立した仁田竹一氏は大柿町出身。この福連木公園には氏の顕彰碑が建立されています。
社長に就任した仁田氏は、能美島諸港から宇品港や呉港に連絡する航路の発達に尽力。昭和51年の逝去後、遺族により福連木公園土地を大柿町に寄付されました。
瀬戸内海汽船(株)といえば、広島・呉~松山、そして広島・呉と江田島を結ぶ航路があり、レジャーや通勤・通学など、生活の一部として欠かせない交通手段になっています。
また、2019年夏には、瀬戸内海の移動を楽しむ、みんなの公園をイメージしたフェリー「SEAPASEO」、2020年夏には観光型高速クルーザー「SEA SPICA」が就航。いずれもグッドデザインBEST100を受賞し、TBSテレビの情報番組「がっちりマンデー!!」(2021年9月12日放送分)でも取りあげられました。
・大柿町柿浦 柿浦漁港…
「柿浦みなと踊り」(作詞・野口雨情 作曲・藤井清水)には、♪船で鰯の 網を引くサ網を引く~と、古くからこの地で盛んなイワシ漁の様子が歌われています。
※柿浦みなと踊りは、広報えたじま2010年7月号に「約10年ぶりに復活した名曲」と題し、柿浦小学校の運動会で盆祭太鼓を交えた踊りの様子が掲載されました。
・大柿町飛渡瀬 内海集会所付近…
海沿いの道に続く桜並木が楽しめるこの場所は、海辺の新鮮市場のすぐ近くにあります。飛渡瀬分団屯所のそばにあるシダレザクラも見どころです。
・江田島町小用 江田島公園…
徒歩で小用港から約10分。桜の名所として人気の公園です。園内に植樹されたワシントン椰子は、切串-小用間の道路沿いにも見られます。
上記チャンネルでは、今後も順次、動画を配信していきますので、チャンネル登録をよろしくお願いいたします。
(動画撮影:2021年4月、記事作成:2021年10月)
その7は、こころと身体が元気になる温泉宿「江田島荘」です。
以前紹介しました、江田島ファンネットの記事「江田島市新宿泊施設整備事業の現在~レストランにかける2人のシェフの情熱~」。
2021年7月1日にオープンしました!
江田島荘ホームページ https://etajimasou.jp/
今回の動画は、オープンに先がけて行われた内覧会の様子を撮影しました。江田島市に誕生したリゾートホテルの全容をぜひ、ご覧ください。
YouTube江田島ファンネット公式チャンネル
「江田島市内探訪その7~~こころと身体が元気になる温泉宿「江田島荘」~」
上記チャンネルでは、今後も順次、動画を配信していきますので、チャンネル登録をよろしくお願いいたします。
(動画撮影:2021年6月、記事作成:2021年8月)
第6弾は、能美町中町の真道山千本桜です。
真道山は旧江田島海軍兵学校生徒の訓練場として、また同校に「昭和十一年十一月十五日真道山山頂五千坪ヲ本校養浩館ニテ購入、桜千本楠楓栗六十九本ヲ植ユ」と記録に残されているように、生徒の憩いの場としても使用されていました。
しかし、この憩いの空間も戦中戦後の荒廃・山林火災などで消失し、旧海兵出身者たちが、かつての美しい山への懐旧の念に燃え、能美町と協力して登山道に沿って全国各種の桜千本を植栽しました。春には、真道山千本桜で桜並木を楽しむ人々も多くいます。
(江田島市ホームページより引用)
今回の動画は、桜並木が美しい3月下旬に撮影しました。真道山頂上展望台からの眺めもあわせてお楽しみください。
YouTube江田島ファンネット公式チャンネル
「江田島市内探訪その6~真道山千本桜~」
上記チャンネルでは、今後も順次、動画を配信していきますので、チャンネル登録をよろしくお願いいたします。
(動画撮影:2021年3月、記事作成:2021年6月)
第5弾は、大柿町飛渡瀬の竈神社です。
四年に一度の例大祭が行われる竈神社は、古くから地元の人々に親しまれています。また、最近では、人気漫画「鬼滅の刃」の主人公の名前が竈門であることから、鬼滅の刃ファンにも知られるようになりました。
YouTube江田島ファンネット公式チャンネル
「江田島市内探訪その5~竈(かまど)神社~」
上記チャンネルでは、今後も順次、動画を配信していきますので、チャンネル登録をよろしくお願いいたします。
(動画撮影:2021年1~2月、記事作成:2021年5月)
第4弾は,江田島町津久茂にある国立江田島青少年交流の家です。
カッター研修をはじめとする野外活動ができる研修施設として広く知られています。
管理研修棟や野外炊事場などおなじみの場所や,幼児の自然遊びに適した森「水晶の森」,最近のイベントの様子などをお届けします。
YouTube江田島ファンネット公式チャンネル
「江田島市内探訪その4~国立江田島青少年交流の家~」
上記チャンネルでは,今後も順次,動画を配信していきますので,チャンネル登録をよろしくお願いいたします。
(記事作成:2020年12月)
第3弾は,9月末で休館となった大柿市民センターです。
休館に際して8月末に,飾りつけが行われた様子などをお届けします。
YouTube江田島ファンネット公式チャンネル
「江田島市内探訪その3~大柿市民センター休館~」
上記チャンネルでは,今後も順次,動画を配信していきますので,チャンネル登録をよろしくお願いいたします。
(記事作成:2020年11月)
9月公開の第1弾に続く第2弾は,秋月港から県道299号線(秋月飛渡瀬線)を通り,飛渡瀬交差点までの風景です。
平地が多い海沿いの道は,自動車の通行量も少なく,遠くには対岸の呉市を見ることができます。
(※道路の舗装状況によって若干の揺れがあり,映像の一部を編集しております)
YouTube江田島ファンネット公式チャンネル
「江田島市内探訪その2~県道299号線(秋月飛渡瀬線)夏の風景~」
上記チャンネルでは,今後も順次,動画を配信していきますので,チャンネル登録をよろしくお願いいたします。
(記事作成:2020年10月)
今年の夏は,新型コロナウイルス感染拡大の影響で,江田島へ帰省できない方も多くおられたのではないでしょうか。
夏に帰省ができなかった,また,長らく江田島を訪れていない方のために,江田島ファンネットでは,江田島市内の各所でこのたび,動画を撮影しました。
そして,編集したものをYouTubeでご覧いただけるよう,配信の準備をすすめてきました。
今回,第1弾となる「さとうみ科学館」が完成しましたので,ぜひご覧ください。
YouTube江田島ファンネット公式チャンネル
「江田島市内探訪その1~さとうみ科学館~」
上記チャンネルでは,今後も順次,動画を配信していきますので,チャンネル登録をよろしくお願いいたします。
(記事作成:2020年9月)
2022年9月23日に、「江田島ファンネット」サイトの累計アクセス数が、おかげさまで600,000を超えました。
昨年10月に500,000超えの記事をアップ、1年経たないうちにこうして「ご報告」となりました。
江田島市のメディア取材・掲載面やそれらを取り巻く状況も、昨年から今年にかけて、いくつかの大きな転換期がありました。
1つめは、東京から移住したIT企業・GeneLeaf(ジーンリーフ)がNHKの移住ドキュメント番組「いいいじゅー!!」で紹介され、前後して民放テレビ番組や新聞などにも取りあげられました。
ちなみに、東京江田島ファン倶楽部会報誌「ETTO」第7号の特集”「企業」という新しいえたじま仲間”でも、東京から江田島市へ進出したデザイン会社・SHIFTBRAIN(シフトブレイン)、GeneLeaf、バレットグループの3社を全力取材。企業の紹介だけでなく、シイラのムニエルや山芋ステーキなど地産地消も盛り込んだ、江田島市の新たな魅力満載の号でした。
そして2つめは、江田島市広報大使として活躍された、STU48・矢野帆夏さんが、任期満了により2022年9月23日をもって離任されたことです。
広報大使の就任は2019年9月30日。以降、テレビやインターネット、イベントなど、約3年間、江田島市のためにご尽力いただきました。
江田島市役所本庁の1階ロビー、3階の企画振興課の矢野帆夏さん関連写真は、市役所の一部分とは思えないほどに、この3年でとても楽しく、華やかになりました。これを目指して遠方から本庁を訪れてくださる方もいらっしゃいました。
また、貸切船での乗船イベントや、江田島市内の飲食店や名所をめぐる民放テレビ局番組出演など、現地へ赴いての広報活動も数多く、ファンの方々のみならず、地元の方々との交流を大切にして活動されている様子が印象的でした。
矢野帆夏さんは9月23日をもってSTU48を卒業されました。STU48の活動と並行して、江田島市広報大使としてもご活躍いただいたことへの感謝と、これからの新たな人生がより素敵なものとなることを願ってやみません。
3つめは、SEA TO SUMMIT江田島や、おかげんさんまつり、今年10月開催のオータムフェスタ・海上花火大会のように、江田島市内各地で毎月のように行われていた例年のイベントが、今年の夏を境に、徐々に復活してきたことです。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、延期や中止となっていましたが、感染対策を講じたうえでの実施。町中のかつての賑わいが、少しずつ戻ってきたように感じます。
江田島市を今まで知っていた方も、そうでなかった方からも、たくさんの皆様にご覧いただくことで、江田島ファンネットのホームページも成長していきました。
このサイトを通じて、より多くの、幅広い年齢層の方々に、江田島市を身近に感じていただければ幸いです。
江田島ファンネットではこれからも、記事や動画、メールマガジンにて江田島市のいまをお届けしますので、どうぞよろしくお願いいたします。
(記事作成:2022年10月)
この夏は日本各地で,夏祭りや花火大会が3年ぶりに開かれたところも多く見られましたが,ようやく,わがまち江田島市でも,約3年ぶりに江田島湾海上花火大会が開催されます。
【開催日時】令和4年10月22日(土)午後6時から花火打ち上げ 雨天時、花火は翌日開催
大会当日は,海上自衛隊第1術科学校の施設開放行事(オータムフェスタ)も併せて開催されます。(※オータムフェスタは開場11時)
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▲写真は2019年江田島湾海上花火大会の様子です(江田島市フェイスブックより)
各プログラムの詳細につきましては,江田島市ホームページの今後の更新をご覧ください。
江田島市ふるさと納税返礼品に,待望の,瀬戸内いとなみ舎のオリーブ製品が加わりました!
瀬戸内いとなみ舎合同会社は,江田島市地域おこし協力隊でオリーブ栽培技術指導員を務めた峰尾さんが,協力隊卒業後に起業,設立しました。
この会社ではオリーブ栽培から自社加工施設までも運営。人気商品のオリーブ新漬け(マンザニロ種とミッション種)は,2022年3月に瀬戸内ブランド認定を受け,オリーブオイル「江田島ブレンド ミディアム」は「OLIVE JAPAN® 2022 国際オリーブオイルコンテスト」銀賞を受賞しています。
返礼品は,寄付額によってオリーブオイルや新漬けの容量が選べる,選択肢の広さも魅力です。
ふるさとチョイス内の瀬戸内いとなみ舎製品はこちら
瀬戸内いとなみ舎/峰尾農園のサイトはこちら
(記事作成:2022年8月)
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※イベントは終了しました。多くの方にご来場いただき、ありがとうございました。
東京・有楽町の会場で、広島県内18自治体&仕事・教育・住まい等9団体&先輩移住者11名が大集合する「もっとまるごと!オールひろしま移住フェア」を開催します!
“ワクワクする暮らしがしたい”“都会の生活に違和感がある”など、自分らしいライフスタイルへの一歩をここから始めてみませんか?
6人の先輩移住者クイズ企画では、江田島市在住の牛尾奈緒子さんが登壇。
普段は知ることのできない、他の移住者が辿った移住ステップや、実際に移住したからこそ知れた地域の魅力、移住前とのイメージのギャップなどを、クイズ形式で出題します。
日 時:11月13日(日) 11:00~16:00
会 場:東京交通会館12階カトレアサロン
(東京都千代田区有楽町2-10-1)
参加費:無料(会場・オンラインともに入退室自由)
▼イベント詳細はこちらをご覧ください
公式ホームページ
▼会場へお越しの方は事前予約がスムーズです。
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イベントは終了しました。多くの皆様にご来場いただきまして、ありがとうございました。
全国の島々が集まる祭典「アイランダー2022」。
池袋サンシャインシティでは、3年ぶりにリアル交流イベントが行われます!
「アイランダー」とは、島に暮らす人たちが自分たちの島の自然・歴史・文化・生活などの素晴らしさをアピールする、「島と都市」、「島と島」をつなぐ交流イベントです。
30回目を迎える今回は、オンラインと池袋サンシャインシティを会場としてハイブリッド形式で開催。
日本全国60以上の離島団体が参加します。
江田島市のブースでは、島の紹介や移住相談、特産品をご用意して、池袋サンシャインシティで皆さまのお越しをお待ちしています(オンラインなし)。
江田島市をはじめ、全国の島々と直に交流できるこの機会をお見逃しなく!
【開催概要】
日時:11月19日(土) 10:00~18:00
11月20日(日) 10:00~17:00
会場:池袋サンシャインシティ文化会館3階展示ホールC
(東京都豊島区東池袋3-1-4)
入場:無料
(入場は事前登録がスムーズです※下記リンクより)
▼イベント詳細はこちらをご覧ください
公式ホームページ
事前登録フォーム
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江田島ファンネットで以前紹介しました,バレットグループ株式会社江田島オフィス。
[2021年3月記事]江田島市初のサテライトオフィス,バレットグループ「COCODEMO江田島ラボ」
現在,ITエンジニアを積極採用中です!
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自然に囲まれた市内は,釣りやSUPなどのマリンアクティビティだけでなく,キャンプ場もあり,思う存分に休日を楽しめる周辺の環境も魅力です。
2020年から始まったコロナ禍で,企業のDX化やリモート勤務など働き方も変化した昨今。バレットグループ株式会社では,住環境や生き方も含めて,Iターン,Uターン,Jターンといった選択肢を考えるエンジニアの方々とともに,地方創生への貢献を目指しています。
この江田島市でご自身の力を発揮したいとお考えの方は,ぜひご検討を!
詳細はフライヤー(PDFファイル)をご覧ください。
(記事作成:2022年5月)
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(※ページ内の写真は2019年第6回大会のものです)
江田島 SEA TO SUMMIT 2022
現在,エントリー受付中です!
※イベントは終了しました。多くの方々にご参加いただきまして,ありがとうございました。
株式会社モンベル主催の環境スポーツイベント『SEA TO SUMMIT』。2014年の第1回開催から年1回行われてきましたが,2020年からは新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止となりました。
2022年の第7回江田島大会は開催決定!お待たせしました,ようやく再開です!
カヤックで小黒神島をめざして陸へ戻る「海のステージ」約10km,自転車で島を駆け抜ける「里のステージ」約23km,砲台跡など戦時中の遺物が残る砲台山の山頂をハイクで目指す「山のステージ」約5km。全行程約38km,標高差402mのフィールドを人力のみで巡ります。
全ステージを1人で参加する「シングルの部」,2~5名で参加できる「チームの部」に加えて,障がいがある方なども自身の能力に応じて,希望のステージのみでの参加が可能な「パラチャレンジの部」もあります。
また,6/12(土):1日目は環境シンポジウム,6/13(日):2日目が上記アクティビティとなっております。両日参加できる方がお申込みできます。
SEA TO SUMMITはカヤック,サイクリング,トレッキングの各アクティビティを楽しみ,シンポジウムや参加者自身による清掃活動を通して,かけがえのない自然について考えます。
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(2019年第6回大会シンポジウムより)
●参加申し込みや問い合わせなどの詳細は以下のサイトをご覧ください。
「江田島 SEA TO SUMMIT 2022」のホームページ
江田島大会に備えて練習したい,そんな方におすすめです!江田島カヌークラブでカヤックレンタル,初心者・初級者向けカヤック・SUP体験(いずれも有料)ができます。
●江田島カヌークラブのカヤックレンタルなどに関して↓
みなさんの参加をお待ちしております!
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(記事作成:2022年4月)
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※イベントは終了しました。多くの方々にご参加いただきまして,ありがとうございました。
広島・山口・島根の約20自治体&仕事・住まいの団体が、有楽町に大集合!
ゲストによるトークイベントや出展市町の情報を一気に収集できる、移住フェアを開催します。
仕事・暮らしのブースでの個別相談はもちろん、セミナーに登壇する先輩移住者に直接話を聞くこともできます。
江田島市の個別相談窓口では、仕事や住まい、教育など移住に向けた相談を受けつけます。
セミナーなど当日のプログラムはオンラインでも同時配信します。東京会場に直接お越しいただけない方も、ぜひご覧ください。
■開催日程
令和4年6月11日(土) 11:00~16:00
■開催場所
・東京交通会館 12階カトレアサロンB(東京都千代田区有楽町2-10-1)
・オンライン(zoom)
■参加費
無料
■詳細
<プログラム>(イベント概要)
【プログラム①】11:00~12:40
●オープニング
●地域・暮らし紹介①(参加市町による各市町の紹介)
●スペシャルゲスト枡田絵理奈さんによるトーク
【プログラム②】12:50~14:10
●[きっかけはコロナ]勢いで移住してどうなった?~海・山で暮らす移住者の過去・現在・未来~
●地域・暮らし紹介②(参加市町による各市町の紹介)
【プログラム③】14:20~16:00
●地域・暮らし紹介③(参加市町による各市町の紹介)
●仕事セミナー
●地域・暮らし紹介④(参加市町による各市町の紹介)
※参加申込はプログラムごとにお願いいたします。
※会場は先着順(事前申込制)になります。
※オンラインは定員はありませんが、事前申込制となります。
<相談ブース>
※有楽町のリアル会場のみの対応となります。
■お申込み
申込みフォームからお申込みください。
■詳細
イベントページをご覧ください。
(記事作成:2022年6月)
※イベントは終了しました。多くの方々にご参加いただきありがとうございました。
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5月14日(土)15日(日)に,「煩悩 #BornNow 江田島」(ボンノウ エタジマ)が江田島市で開催されます。お寺で楽しむ音楽フェスに江田島市の観光が融合する,一夜限りのリトリート(※)旅です。
旅の見どころは,砲台山での特別な晩餐会,光源寺境内での星空バー。宿泊は,全室オーシャンビューの源泉掛け流し温泉宿「江田島荘」に,島の極上朝ご飯と落語で元気な朝をお届けします!
ミュージックセレクターは,国内外のダンスシーンなどで活動するDJ AlamakiさんとSHINTARAWさん。
江田島荘では,おなじみの小竹シェフがとっておきの料理でおもてなし。翌日の朝食のあとは,全国の落語会、メディア、イベント等で活動中の若手落語家・桂枝之進さんの話芸でお楽しみください!
現在,参加者受付中です。
詳細はオフィシャルWEBサイトをご覧ください。
※リトリート…「仕事や日常生活から離れて,心や身体を癒す過ごし方」の意。
(記事作成:2022年4月)
※表題および下記のクラウドファンディングは2022年1月31日に募集を終了しました。多くの皆様からのご支援ありがとうございました。下記クラウドファンディングページでは、今後もプロジェクトの進捗報告が行われる予定です。
施設名は“Kirikushi Coastal Village”。
江田島町切串に,人々が交流できるスポット,事業者同士も相乗効果を生める複合施設を,空き家の利活用で実現させる。
江田島市の切串エリアを盛り上げたいという意味で切串というワードを入れ,海の近くのお店でみんなで集い,1つの村のように多くの方々に関わっていただきたいという思いを込めて命名――。
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(クラウドファンディングリンク先→https://camp-fire.jp/projects/view/506976)
目標金額300万円のこのプロジェクトは2021年12月18日から開始。年が明けて,1月14日時点で90万円に近付きつつある。
仕掛け人である江田島市地域おこし協力隊・空き家活用ディレクターの蛇草さんに,お話を伺った。
▼江田島市地域おこし協力隊・空き家活用ディレクター 蛇草孝介(はぐさ こうすけ)さん
東京でデザインの専門学校を卒業後,都内の勤務先で店舗やオフィスのデザインに携わる。2021年4月に江田島市へ移住,地域おこし協力隊・空き家活用ディレクターとして活躍中。
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借りられる空き家が見つからなかった
「今回のプロジェクトは空き家の活用って形になるんですが,実は僕自身が最初,賃貸の空き家に住めなかったんですね」
江田島市内に移住を考えた時に,現状として,借りられる空き家がなかなか見つからないという問題がある。
購入可能な物件もそれほど多くなく,借りられる空き家はさらに少ない。資金面で,移住実現の壁となる。
蛇草さん自身も江田島市への移住の際,条件に合う賃貸物件がなかなか見つからなかった。ネットでこまめに物件を探してようやく今の住まいに巡りあうことができた。
それらの体験は,住める空き家,借りられる物件を増やしたいというプロジェクト構想の原点へとつながる。
「もともとロールモデルとして賃貸モデルを増やすっていうのもあって。移住するために空き家を購入するのは,ハードルがめちゃくちゃ高い。江田島市では,賃貸できる空き家,古民家で生活できる場所というのが少ない。物件を掘り出すっていうときに,需要はある」
自身の経験が源となり,そこから思考が広がった。
空き家に滞在する場所を作りたかった。そして,協力隊在籍期間の3年とその後を考えた時に,自分のビジネスの中心を空き家に置きたかった。また,賑わいかつ集まる場所を作ろうと,このような視点があった。
「この場所に根付ける仕事として,(協力隊着任当初から)始めるつもりで考えていました」
しかしながら,プロジェクトのための土地と建物を自費で数百万円投じて購入,また,着任1年経たないうちでの行動にも感服させられる。
「(自費での初期投資については)追い込みたい性格というのも確かにあって。ここでいったん,やらなきゃいけない,という気持ちですね。でもいきなり,勢い付きすぎたかなとか(笑)。勢いで行くしかないかと。でも3年という限られた期間で自分のやりたいことを実現するとなったときに,あそこが何かピピっと来たので」
柔和な表情を見せながらも,その言葉には,プレッシャーではなく,自分で追い込みたい,やらなきゃという,前向きの強い意志が込められていた。
この場所に,お店ができたら面白いだろうなとアイデアが出てきた
「最初はそんな感じを含めて,拠点になる場所と,住める場所というのが,どっちもできそうだなというのが今回の,サイズ感がある物件だった。そういうところを含めて,いいと思って(この物件に)決めたと。地域おこしとして考えた時,この場所に,お店が出来たら面白いだろうなとアイデアが出てきて。3年の任期で,どう持っていけるか,育てていけたらと,思ってます」
もともとは,住むところとして空き家の整備を考えていたが,その地域の賑わいの場所として栄えていけるようにできたら,との思いへ移っていった。
「最初は,活用することしか考えてなくて,僕と同じ企画振興課(広報や移住相談の担当課)の先輩や,都市整備課(空き家対策全般の担当課)の人たちと現地の空き家を回るうちに,いろんなアイデアが出てきた形ですね。こういうことをやったら面白そうだなとか,そこで何かできないかなとか。そういう流れが生まれていきましたね」
切串の物件と巡り合うまで
「昨年の6月頃,空き家の実地調査を都市整備課と一緒に回っているときのことでした。自分がポスティング(※)をしてた家だったんです。その時点で先に見てて,ここは物件的に面白そうだなと。で,ポスティングの反応があった」
(※空き家対策の一環で,外観などから空き家と思われる物件に,空き家登録の案内とアンケートを同封したもの)
切串の物件の第一印象については,
「母屋があって,離れがある。庭があって畑もある。小ぢんまりとはしてるんですけど,面白そう,いいんじゃないかなと。ロケーションとかの課題はあるんですが,物件の状態はすごい良かったんですよ。あまりいじらなくてもいけるなというのはあったんですね。母屋のほうは大幅な手入れはいらなくて。離れのほうは外装とか改修するところが多いんですが。ロケーション的にベストなのは,“開けた眺めのいい場所”で,この物件から直接そういう眺めは望めないけど,周りの環境は港に,そして海も近い」
「港周りの拠点化」がEnishiのプロジェクトコンセプト
「自分がいるプロジェクトチームのEnishi(※)のコンセプトとして,“港周りを拠点化“させていこうというのがあって。江田島市外からの入口として,港に賑わいを作ろうと。外からの人が入りやすいんじゃないかなと,そういうのが最初にあって。今の物件は港から近くにあるんで,その部分でもいいかなと」
(※プロジェクトチームEnishiとは,
“広島県江田島市で地域おこしの活動をしているEnishiというグループです! メンバーは地域おこし協力隊やSUPインストラクター、webディレクターやアイリストなど、幅広い経験をもったメンバーが集まっています。 主に空き家の利活用をメインとしていて、今年の6月から活動を開始しました!”
[クラウドファンディングサイトCAMPFIRE掲載のプロフィールより引用]
今回のクラウドファンディングに先行する形で2021年12月にオープンしたコワーキング・イベントスペース「PonteTAKATA」は,能美町高田の古民家を活用して,前述のコンセプトから生まれた。
PonteTAKATA(リンク先…https://camp-fire.jp/projects/506976/activities/340772)
▼"Ponte"はイタリア語で「橋」を意味し,広島,江田島市民や移住者など,江田島市に関わる人の架け橋になりたいという願いが込められている。古民家の味わいを残した内装ながらも,高い天井と採光の調和が現代的で心地よい。
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高田港,切串港の次は,他にも構想があるのだろうか。
「他の場所の今後についてはまた探していこうと思ってます。また,港ではないんですが,昨年,市内の高校生と活動した物件が大柿町にあって,そこもまた使わせていただけるという話なんです。海とは離れるんですが,市役所にも近く商店も周りにあって利便性が高い。また,入口の通路は狭いけど,使い勝手のよさそうな空間なので,デザインの仕方次第では,おしゃれにできるかなと思いますね」
物件までの道や入口が狭いというのは,古い家が多い江田島市内ではよく見られる事象で,一般的にはマイナス要因である。そこがおしゃれにできるとは――全く想像がつかないだけに,期待せずにはいられない。
江田島市の仕事ならではの苦労も
蛇草さんの前職は,都内での空間デザイナー。店舗やオフィスを手掛けてきたが,江田島市での仕事に違いはあるのだろうか。
「都内ではゼロからつくることもありますし,居抜きからいじるということもあります。基本的に一番違うのは,東京は普通のビルの中の一角というところなので,木造でないパターンばかり。古民家ほど複雑じゃない。江田島市では木造をいじるということで,どこの構造を残しながら施工してよいか,わからないところが多い。今回,PonteTAKATAでやってみて,梁や柱の状態,抜いていい場所とか,そういうところは僕もわかってない部分があるので,大工さんと話しながら,やっていきましたね」
古民家を改修するというのは初だったという蛇草さん。
「(古民家をつつくのは)やってみたかったことで,ちょうど良かったと。ゆくゆくは触ってみたかったが,こういう形で実現するとは思わなかったですね」
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蛇草さんの視点で江田島市を見回すと
「まず切串に限って見ると,基本的なところで飲食店が少ないなと。店舗が,ぽつぽつとあるような,そういう印象がありますね。”ここへいけば賑わっている”そんな場所があればいいのにと思いますね。そういう面ではさみしい感じがしますが,広島市からはフェリーで30分,470円と安い金額で来られる。また,サイクリストの人たちも多い。この港を起点に,江田島市を楽しむ場所になれれば。その意味で,ここを手掛けるのがいいなと」
▼江田島町宮ノ原から切串へと続く,県道297号(石風呂切串線)からの眺望。
下り坂の向こうに広がる,開放感いっぱいの海と島に魅了される。
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「それに海がきれいだなと思ってて。のんびりした感じがあって。僕的には,島の空気感がいいなと思える場所だった。コンビニが無く,店舗の出店も少ないですが,もう少し何かがあれば,市外の人も,まず最初に切串に来て,ここからまた他の江田島市内に行くとか。こういうの,いいんじゃないかなとか」
「臼あったよね」「餅つきしようか」から始まる交流
切串に新しい交流の拠点が完成する前から,こんなエピソードも伺うことができた。
こちらはインスタグラムアカウントでの,年明け早々の様子。石臼のまわりに,楽しそうに集まった人たちの笑顔が印象的だ。
https://www.instagram.com/p/CYQw_2XlDr5/
▼kirikushi_coastal_villageインスタグラムアカウント2022年1月3日更新分より
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プロジェクトの空き家に石臼があった。その石臼を見た人から「臼あったよね」「餅つきしようか」という流れに。切串おかげんさん祭り(※)のメンバーと,蛇草さんがいま暮らしている能美町の有志たちとで餅つきをすることになった。
(※おかげんさん祭りは,令和元年夏に行われて以降,新型コロナウイルス感染拡大防止のために,翌年から中止となっている。これは開催準備に向けての祭りのメンバーが集まったもの)
きっかけはひとつの石臼ではあるが,切串を想う人たちがこういう形で集う様子を見ていると――。
仕事の枠を超えて,地域へと積極的に関わっていく蛇草さんの姿とその道筋は,もしかしたら誰もが予想しなかった未来を描くのではないか。
「みんなで育てて発展していく場所」とは
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「今回のプロジェクトの“Kirikushi Coastal Village”は,クラウドファンディングで集まったお金で即完成というわけではなくて。工事も第1期,第2期と,長いスパンでやっていくと思う。例えば,新しい人(参加者)が来て,その人のアイデアでまた変わっていければいい,流動的な形。活用法を最初から決めるのではなく,柔軟な感じで多様性を持たせたい」
それは蛇草さんが,いろんな事業者さんと話をしていって感じたことだった,と語る。
「みんなで集まって長く育てて,発展していく場所にしていきたい」
以前訪れたときとはまた姿が変わっている,進化している。そんな変化していく場所。
完成させたら終わり,にはしない。長い期間をかけて,みんなで育てる。
愛着のある場所として,発展させていく――。
このような思想は,交流拠点を作るにあたって,江田島市内ではおそらく初の試みではないだろうか。
拠点が年月を経ることで地域に愛されるというのは,在住者,移住者,観光客いずれもが,世代を超えてつながる仕掛けだ。店舗入居例区分け図の一部が完成されていないのも,将来を見据えて,参加者の希望や柔軟な対応があるのは想像に難くない。
「プロジェクトというのは,一人でやるものではない。地域の人が集まって,興味がある人たちが集まって,一つの形ができればいい。長い期間で形になれば,そういう場所,愛着のある場所に育っていければ。そういう場所ができればいいなと」
なぜクラウドファンディングという形式が選ばれ,この物件でなくてはいけなかったのか――。
蛇草さんの結びの言葉を,ここまで読んだ皆さんにもぜひ,受けとめていただきたい。
(記事作成:2022年1月)
2021年10月17日に、「江田島ファンネット」サイトの累計アクセス数が、おかげさまで500,000を超えました。
昨年からはYouTubeでの動画配信もスタート。中でも、今年の夏に能美町中町にオープンした江田島荘や、カッター研修や野外活動の施設として有名な江田島青少年交流の家の動画は、たくさんの方にご覧いただいております。
また、大柿町の天狗岩がロケ地に採用された映画「るろうに剣心 最終章」。今年2月に広島でも放送されたテレビ番組「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」広島編。地元ローカル局の情報番組など、各種メディアで江田島市が取り上げられるたびに、付随して江田島ファンネットサイトにも多くのアクセスをいただいています。
このサイトを通じて、皆さまが、江田島市をより身近に感じていただければ幸甚です。
江田島ファンネットでは今後も、記事や動画、メールマガジンにて江田島市のいまをお届けしますので、どうぞよろしくお願いいたします。
(記事作成:2021年10月)
2018年10月,大柿高校魅力化コーディネーターに着任した木村さん。
同年4月の大柿高校は,2年連続で全校生徒数が80人を割り,広島県教育委員会が統廃合や再編を検討する基準にまで下がっていました。
江田島市,江田島市教育委員会では,大柿高校と市内中学校・市内外の各教育機関と連携。魅力ある学校づくりを支援するコーディネーターを採用しました。週3回の公営塾運営や通学支援のための路線バス定期代補助などを含んだ,大柿高等学校サポート事業の一環です。
2021年4月で,大柿高校の全校生徒数は10年ぶりに100名を超え,111名となりました!
そして2022年3月をもって,木村さんのコーディネーター任務が終了します。
全力全開で駆けぬけた3年半の奮闘を,木村さんと一緒に振り返ります。
▼「心の部屋」と松岡前校長先生が命名された大柿高校フェイスブック。第1回目の投稿は,2018年11月8日。MIKANマラソンのスタッフジャンパー姿での自己紹介でした。
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▼「大柿高校の魅力をたくさん知ってもらえるよう自身も楽しみながらしっかりPRして参ります!」本当にその通り,東奔西走の日々でした。柿高フェスタや学校行事以外にも,MIKANマラソン,オリーブミュージアムなど,市内で大柿高校関連の催事があれば,すぐ傍に木村さんの姿がありました。
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来年度が楽しみ。なのに,もう自分がそこにはいないので……
――大変おつかれさまでした。今の心境をお聞かせください。
「来年度の大柿高校が楽しみです。できればここに居て,見届けたかった。
今(※3月28日取材)は来年度に向けての準備時期なんですけど,自分が最後に集めてきた生徒たちが,やってくるんです。それにコロナも最初の頃よりは落ち着いてきた状況で,来年度また多くの行事ができるかなと思うと,すごい楽しみなんですよね。
でもその時にはもう自分は関われないので……。そんな寂しさが今はあります。
だから,やりきったというより,来年度が楽しみだなという気持ちのほうが強いですね」
――着任された当初は,今までにない業務ということで,大変だったと思います。それを乗り越えたのは,どの方からの支えが大きかったと思いますか。
「大柿高校の校長先生,教頭先生が歓迎して下さいました。周りの先生方も,受け入れて,頼りにしてもらえて,頑張れそうだなと。コーディネーター業務の年更新の際,教育委員会の課長に,私が「ずっと大柿高校に居たいです」と話したら「それがいい,それがいい」と。活動しやすいような配慮もいただきました」
――ところで,ここ2年間はコロナ対応でも労力を要したことと察します。そのあたりはどうでしたか。
「感染拡大防止のために,中学校に出向いての進路説明会などが無くなったのが,一番困りました。
保護者向けに説明する機会があまり無くて。人を集めることが許されない状況で,どうPRしたらいいか苦労しました。
最初の休校時期は,例年入学の宣伝をしている時期だったので。難しかったですね,あの時は。
いつもは生徒同行で説明させてたんですが,それも控えて。伺う人数を最小限に抑え,私一人で赴いての説明会もやりました。
学校に行って,生徒は教室で,私は画面越しに話す。リモート説明会ですね。
それと中学校の先生方が協力してくださって「大柿高校は島だから(感染拡大も限られそうだから)説明会に呼んでもいい」と流れを作ってくれて。何とか人数を集められましたね」
――柿高Newsや大柿高校フェイスブックで,オンライン関連の記事を多く見かけました。その背景には,数多くの困難があったんですね。
――ところで大柿高校フェイスブックは,木村さんがほぼ連日投稿されていました。
他業務と並行しての更新で,写真や文章の量もそれなりにあって,すごいですよね。個人が趣味でやっても,連日投稿は大変だと思うんです。今回の卒業式の記事にも,卒業生の写真一枚一枚に,一言メッセージも添えて「明日からみんないないの寂しいよ」「大柿高校に来てくれてありがとう!」とか。読んでいて,とても切ない感じが伝わってきました。
「今年卒業の3年生は,私が初めて集めた生徒,学年になるので,より一層思い入れがありました」
――この卒業生には,生徒会長や野球部キャプテンで活躍した,金川くんもいましたね。他の生徒の活躍も勿論あった中で,ひときわ活躍が大きかったと記憶しています。
「リーダーシップがすごいですから。本当に彼が,学校の流れを変えてくれたんだろうと思いますね」
――着任当初と,現在とで,大柿高校への印象は変わりましたか?
「来た当時は,元気な生徒が多かったので。落ち着いた普通の学校にしようと,そういうPR方法を行っていたんです。
それが今は,普通の学校では物足りなくなって。次の選択肢,大学進学や就職で,より一歩進んだレベルを目指せる学校に変わりました。学校自体が大きく前進したんでしょうね」
――オープンスクールで「市外まで通わなくても,この島で学んで,やっていける環境が大柿高校にある」といった内容で前校長先生がお話されていたと思うんですが。今は林校長先生に受け継がれ,3年半の間にここまで発展したのは,感慨深いものがあります。
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▲2019年夏の大柿高校オープンスクールの様子。入学者数の増加に伴い,野球部は単独チームで県大会へ再び出場できるようになりました。(写真上は前校長先生)
――柿高Newsを見ても,公務員試験や大学入試の合格など,明るい話題が増えました。地元でしっかりと自分の夢を叶えられる勉強ができる,そんな実績が多くなったと感じました。
「先生たちも,生徒が少人数だから,全員の先生が目を配れるので。志が高い生徒が大柿高校を選んで,入学してくれるようになりましたね。
今までは国公立大学や県職員を目指す生徒は,少なかったんです。
それが,そういう目標のある子が入学して,本気で指導する若い先生たちのチームもあるので,体制も充実しました」
――学校の授業も勿論ですが,公営塾でも費用や学習環境面で手厚いサポートがありますね。公営塾は民間からも先生が来てくれているんでしょうか。
「今は「家庭教師のトライ」から2人と,地元の,もと中学校の数学の先生と,私が英語を指導して。常に4人体制でやっています」
――今のコロナの状況下ですと特に,遠くまでいかなくても近場で丁寧な指導が受けられるのは,良いですよね。
「塾を大柿高校の図書室に移動し,月一で塾と学校の先生のミーティングの機会を設けました。2つが連携して指導ができるようになったのが,効果が大きかったと思いますね」
――学校と塾は,相反するように捉えられがちなんですが。公営塾だからこそ,連携を強めることで双方の長所が発揮できて,良かったと思います。
――大柿高校では生徒が,検定などの挑戦を盛んに行っていますが,どのような状況でしょうか。
「チャレンジする生徒が増え,合格者もいます。英検や漢検などですね」
――やってみよう,という生徒が増えたのは,いいことですよね。一人一人の,意識の向上を感じます。
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▲「令和3年度学校案内」より。『目が届く・手が届く・心が届く』をモットーに掲げてきました。
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▲正門から入口玄関まで整備された花壇。来て楽しい,『おもてなしの心』が感じられる学校に。
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▲林校長先生や茶華道部が植えた花は,水やりも校長先生がされておられるそうです。
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▲花壇の傍には,3年生の授業「地域探究」で理科グループが昨年製作した樹木標本。説明文下の赤いロゴマークも生徒考案
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▲花壇の傍には,3年生の授業「地域探究」で理科グループが昨年製作した樹木標本。説明文下の赤いロゴマークも生徒考案
――この3年半の間で,印象に残っている出来事をお聞かせください。
「年1回のオープンスクールですね。学校が,一番力を入れている行事で,とても印象に残っています。
今まで3回経験してますが,毎回新しい内容で臨んでいます。学校の説明をするメンバーは生徒会です。
1年目は全部私が原稿を考えて「ちゃんと練習してきてね」って言ったのですが,練習してこなかったり,全然顔を出さなかったりと。それが翌年は,2日前くらいには練習に来るようになって。
今年度は,生徒だけで回せるように。内容は私が考えたんですが,生徒だけで回せるような力のある生徒が,揃ってきました。メンバーは年々変わりますが,オープンスクールで大柿高校が進化したなというのが分かる瞬間でもあるので。それは良かったですね。
1年目はニュースキャスター風の構成で,壇上で話せる生徒は少なかったんです。次の年は,できる生徒が5人くらいに増えて。今年度は,ほぼ全員ですね。部活動のメンバー,生徒会,総出演でした。自分の言葉で喋れる生徒が増えたので,もう任せられるだろうと」
入った側から迎える側へ。引き継がれる「心」のバトン
――生徒の自主性の変化や向上は,いつごろが転機だったのでしょうか。
「大柿高校が,頑張って生徒を集めているのを知って,入学した生徒ばかりなので。だから今度は「自分たちも頑張って集めなくちゃ」という意識が生まれたのだと思います。それが多分,受け継がれているんでしょうね」
――オープンスクールに来る人は,外側からだと,校風や活動を紹介した1つの行事にしか見えないかもしれません。ですがここまで至るには,学校と生徒の成長と努力の成果で,その一面もあったと。
「生徒は本当に協力してくれています。私がほぼ毎日学校のフェイスブックを更新するのを知っていて「これやったら大柿高校,良く見えるよね」と,広報効果まで考えるようになりました。頑張っていると思いますね」
――現在のフェイスブックは,前校長先生の命名で「心の部屋」として始まりました。この3月で木村さんが離任した後,更新はどうなるのでしょう?
「林校長先生が引き継ぎます。アプリの使い方から全部。現在,勉強中です」
――今後のフェイスブックも期待しています。
――江田島ファンネットをご覧の方の中には,大柿高校を卒業されたりと,縁のある方もいらっしゃいます。皆さんに向けてメッセージがあれば,お聞かせください。
「大柿高校の事を,これからもずっと興味を持ち続けてほしい,注目してほしいということですね。
今まではコーディネーターも付いて,かなり目立つ状況になって,テレビや新聞のメディア露出も増えました。
これからは,私も離任して,もう学校が安定したと,みんなが安心してしまったら。今までの熱が冷めてしまうのが一番怖いんです。
やはり周囲が注目すると,生徒も嬉しくて頑張りますから。常に注目してほしいというか。
3年半でこれだけ変わったので,これからも,多くの方に応援してもらえたらと思っています」
取材を終えて:
――コーディネーター業務について,初めて尽くしで大変だったという内容の苦労談で,当初は構成や展開を想定していました。しかし木村さんからお話をうかがうと,実に密度が濃くて深いエピソードの連続でした。3年半の短い期間でありながら,生徒や周囲への関わり,目配りがこういうところにあったのかと驚かされる,いいお話ばかりでした。
「最初の頃はいろいろと大変でしたけど,こんなに学校が変われる瞬間に立ちあえるとは……。本当に良かったです」
(2022年3月取材,記事作成:2022年4月)
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大柿高校の中庭にて。3年半,おつかれさまでした!
※現在の姓は長澤さんになりましたが,コーディネーター期間は旧姓で活動されていたため,当記事は「木村さん」の表記で統一しています。ご結婚おめでとうございます!
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10月1日から、「楽天ふるさと納税」「ANAのふるさと納税」ポータルサイトで、江田島市のふるさと納税寄附受付が始まりました!楽天ふるさと納税では楽天ポイントの付与、ANAのふるさと納税ではマイルが貯まるなどの特徴があります。
また、各サイトでは自治体情報のほか、特集記事や生産者の声など、ふるさと納税の返礼品を通して、江田島市の魅力を発信しています。こちらもあわせてご覧ください。
江田島市では現在、多様な決済方法に対応した「ふるさとチョイス」をはじめとする、5つのポータルサイトでふるさと納税寄附を受け付けています。それぞれのサイトでは、決済方法やポイント、特典などにも違いがありますので、寄付の際の参考になさってください。
▶江田島市ホームページ「ふるさと納税にご協力を」(→外部リンク)
(記事作成:2021年10月)
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現在、えたじまものがたり博覧会公式インスタグラムでは、江田島市フォトコンテストを開催中です!(※コンテストは終了しました)
江田島市で過ごした思い出をインスタグラムで発信(シェア)しませんか?
広島市に一番近い島「江田島市」には、心ときめく人・グルメ・スポットがたくさんあります。
例えば、
・江田島で出会った人との思い出
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【応募方法】①「えたじまものがたり博覧会公式インスタグラム(@emohaku_etajima)」をフォロー
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※応募者の氏名・住所等の個人情報は、当選のご連絡、賞品の発送のみに使用し、他の目的には利用しません。
【注意事項】
・期間中、何回でも応募できますが、入選はお一人様一回までとします。
・ご本人が撮影した写真に限ります。合成写真は不可とします。
・非公開アカウントは審査対象になりません。
・投稿した写真に人物が写っている場合は、必ずご本人(被写体)の使用許諾を得てください。
・第三者の権利(著作権、肖像権等)を侵害するもの、公序良俗に反するもの、特定の個人・団体が利益を受けるもの、他人を誹謗中傷するもの等は、ご応募または当選権利が無効となる場合がございますので予めご了承ください。
・応募作品は、当選者発表時のみ使用させていただきます
・投稿された写真で第三者の権利侵害があった場合、運営者は一切責任を負いません。
・賞品の発送は、日本国内に限らせていただきます。
・審査結果等に関するお問い合わせにはお答えしかねますのでご了承ください。
たくさんのご応募をお待ちしています!
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【えたじまものがたり博覧会(EMOHAKU)とは】
えたじまの暮らしを追体験できる観光メニューが、島のあちらこちらで展開される、期間限定のイベントです。2021年春の「えたじま ものがたり 博覧会」では、スマホ1つで楽しめる、12のオンラインの観光メニューが体験できました。次回は2022年春に開催予定です。
(えたじまものがたり博覧会ホームページ… https://emohaku.jp/)
(記事作成:2021年8月)
2021年2月16日,東京のITベンチャー企業バレットグループの地方拠点となる「COCODEMO江田島ラボ」(能美市民センター別館3階)で,ひろしま県民テレビの取材が行われた。この模様は2月末に広島ホームテレビで放送。現在は広島県運営の広報サイト「ひろしま県民テレビ」で視聴できる。
リンク→ひろしま県民テレビ「オフィス出すなら中山間!?」(2021年2月28日)
▼ひろしま県民テレビ取材中のひとコマ。
写真右:バレットグループ株式会社 経営企画室室長・山本泰大(やまもとやすひろ)さん。
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山本さんは地方進出時の交渉・調整を担当。その活躍から,2020年11月,「地方に拠点って必要? 地方進出する東京のITベンチャーに訊く、地方拠点の必要性と活かし方」で広島県主催のセミナーにゲスト登壇。
江田島市は,仙台,新潟に続いての地方進出となる。広島県と江田島市とが連携し,広島県が提案する「チャレンジ里山ワーク」を活用して開設に至った。
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▼写真左:広島ホームテレビアナウンサーの小嶋沙耶香(こじまさやか)さん。小嶋さん自ら,ジンバル付きスマホを持ち,臨場感あふれる撮影に。
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仙台,新潟に支店を置くバレットグループ。これらの市は,理工系や情報技術系の教育機関の多さから人材確保に優れ,首都圏および国内主要都市との好アクセス,企業立地助成の手厚さで注目を集めている。バレットグループ以外にも企業進出が盛んな地域だ。
江田島市初のサテライトオフィス誕生
COCODEMO江田島ラボには,東京本社の機能を一部移転するが,江田島市の場合は支店ではなく,地方拠点のサテライトオフィスである。
サテライトオフィスは「本社から離れた所に設置されたオフィス」かつ「社員の多様な働き方を実現すること」を第一の目的で,業務の円滑を主目的とした支店や支社との違いがある。
広島県では2018年12月に,人事評価サービスを提供する「株式会社あしたのチーム」(本社:東京)が,安芸高田市のサテライトオフィス誘致第1号で話題となった。
「安芸高田市にサテライトオフィス誘致決定!」(広島県「こちら広報課」より)
県は,企業からのモニターツアーなどを目的としたお試しオフィスを,新幹線駅や空港など主要交通拠点から約1時間でアクセスできる環境に(三原市,庄原市,江田島市,安芸高田市,大崎上島町,神石高原町)設置。最⻑1ヶ⽉のお試し勤務や⽣活周辺環境の視察ができる,法⼈向けのプロジェクトが前述の「チャレンジ⾥⼭ワーク」だ。
政府は,地方人口ビジョンを全国の自治体に策定させ,東京から地方へ本社機能を移転した企業の税負担を軽減する措置を拡充。各地の自治体が企業誘致を進めており,日本の人口減少問題に起因する。
2020年は,新型コロナウイルス感染拡大防止の観点からも,本社機能を地方に分散する動きが加速した。だが,それより前から続けてきた誘致の取り組みが,ここ江田島市でも実を結んだ。
広島県は自動車などの製造業が古くから盛んな一方,不足するデジタル分野の拡充を図るべく「イノベーション立県」を目指している。その柱が,AI(人工知能)など最新デジタル技術の実証実験の場を提供する「ひろしまサンドボックス」で,「チャレンジ⾥⼭ワーク」も企業誘致の面から,その一端を担う。
▼COCODEMOのペイントを背景に,バレットグループ山本さんと,江田島市政策推進課・川上さん(写真右)。
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※COCODEMOは,本社のある東京だけではなくココ(地方)でも働けること,バレットグループが地方の方々との関わりを作れる場所,新しいワークスタイルを創造するなど,様々な願いを込めた英単語(COmmunity 地域,COmmunication 意志疎通,DEMOnstration 証明)を組み合わせ命名しました。
[2月25日付バレットグループ株式会社プレスリリースより引用]
山本さんが江田島市に初めて視察で訪れたのは2019年12月。江田島ファンネットの「スマートかき養殖IoTプラットフォーム」取材日に,高田交流プラザにも来られていたのだとか。
江田島市の印象について「行政の方もそうですし,そこに住んでいる方のエネルギーも高かった。弊社が何か起こせるインパクトを出せるんじゃないかなという希望があった。バレットさん来てよかったね,と言ってもらえる地域に進出したかった。その意味で,江田島市はピッタリだった」と山本さん。
当初,地方拠点の候補には沖縄や京都などがワーケーションの場所の検討対象だったが,縁あって広島県の中山間地域担当の方からの紹介で,広島が候補地に加わった。そして実際の視察のときに,県内のお試しオフィスを回るなかで,江田島市に決めた理由のひとつが「人の厚さ」と語る山本さん。
「江田島市役所の川上さんを始め,フウドの後藤さんや,移住者の先輩の方たちもですね。江田島市で何かをやろうとしたときに皆さんが,多くの選択肢やアイデアをくださり,親身になっていただいた」とのこと。
3つのキーワード
COCODEMO江田島ラボ開設には,エンジニアの採用拠点,ワーケーション,CSR(Corporate Social Responsibility),3つのキーワードがあると語る山本さん。これらについて,説明いただいた。
山本「エンジニアの採用拠点ですが,東京でも今は厳しくて。エンジニアは,他の企業に大量採用されたりとかしますが,まだ地方には人材が集まっていると。それと地方で働くと,給料もそれなりになりますよね。うちは東京と同じ金額で働けますので。それが1番目のキーワードですね」
プログラミング教室と,ITリテラシー向上の先にある,江田島市の未来像
ラボの本格始動に先がけて昨年11月には,地元の小学生を対象としたプログラミング教室を開催したバレットグループ。呉市や広島市などの近隣の市では,既に学習の場としてプログラミングスクールが存在するが,江田島市では初の,本格的な待望の教室となった。
(記事掲載:広報えたじま第196号)
江田島ラボでの活動内容のひとつには「IT教育プロジェクト」があり,社会人や小中高生を対象としたIT教育やプログラミングイベントの開催が予定されている。ITに興味を持つ子供たちを育成する,未来を見据えた取り組みとし,ゆくゆくは「バレットで働きたい」と思ってもらえる,企業としての成長も射程に入る。
――江田島市において,ITリテラシー(ITに対する理解度)を向上させていくためには,プログラミング講座のように小さい年代から身につけることによる地力アップ,底上げが重要で,そこを中心として,考えていらっしゃいますでしょうか。
山本「そうですね。ただ,今の島の暮らしで不自由なところを,ITで解決できる部分はしていきたいなと思いますね。だから,下からだけではなく,上からも横からも進めていきたいなと考えています」
――多角的な方向で,ということですね。
山本「ITって,いろんなところからアプローチできるんで。こんなところもITが活躍できるんだ,みたいなところがあると思うんです」
――現在では若い年齢から,日常的にスマホやパソコンでIT自体には慣れ親しんではいる状況です。しかしながら,プログラミングという選択肢にまではたどりつかない。そういう状況があるように思われますでしょうか。
山本「そうですね。今の子供たちって,教えれば,やると思うんですよ。知らないだけだと思うんですよね。そこをバレットが,お手伝いできればと。特に江田島市だと,結構高齢化が進んでいたりとかあるので。そこをITで底上げできればなと。おじいじゃん,おばあちゃんでも,ITに強くなることは可能だと思うんですよ」
――例えば,簡単な機器から始められる,というような?
山本「そうですそうです。こんな便利になるんだと,思ってもらえれば。わたしたちには関係ないっていうところも,関係あるようにしていければなと」
地元でIT企業に就職できる
――江田島市には,今までIT系の企業がありませんでした。広島市や呉市など島の外へ行かないといけない。また,理工系の学校もありません。地元でバレットのようなIT企業ができるということで,みんなに関心をもっていただき,そして,バレットにすぐ採用ということに結びつかないかもしれないけど,外で学んできて,また再び江田島市で働こうということが可能になる。そういう選択肢が増える可能性もありますでしょうか。
山本「そうですね。そういうことも,やっていきたいとは思いますね」
――江田島市には唯一の高校,大柿高校があります。そこでもし,こういった講座を開くことがあれば,技術を教えていくというような感じでしょうか。
山本「地方創生の部分でいうと,大柿高校でプログラミングスクールができたらいいですね。そこで優秀な子たちが採用に至ったりとか,それができれば最高ですね。興味がある子たちとか。
その子たちが,講座によって,プログラミングに興味を持ってもらうきっかけになるかもしれない。
例えば,広島市内の専門学校に入学したけど,2年で江田島市に帰ってきて,バレットに就職したとか。そういうこともあるかなと思いますし。または東京で修行したりとかもありえますし。東京に出て,帰ってきてからの就職はバレットで,なんてこともいいかなと思いますね。そういう学び方,働き方もいいかなと思っています」
――近いところ,地元で就職することが可能になる,ということですね。
――3つめのキーワード,CSR(Corporate Social Responsibility)について伺います。企業の社会的責任に注力されているということですが,企業=バレットが社会貢献をされていらっしゃると。その中に雇用の創出ですとか,地方創生で,地方に貢献できると。そう考えてよろしいでしょうか。
山本「そうですね」
――江田島市にはこれまでなかなか新しい企業の進出がありませんでした。その意味でも,今回の新拠点設立については,さまざまな点で,大きな期待が寄せられていると思います。
COCODEMO江田島ラボの業務のひとつ「アドテクノロジー基盤の研究開発」について
――業務のなかのひとつ「アドテクノロジー基盤の研究開発」について伺います。これは,どのようなものになるのでしょうか。
山本「広告系ですね。ネット広告がメインとなっています。うちが主にやっているのが,インターネットマーケティングです。ASP=アフィリエイトサービスプロバイダと言われるものです。
どういうものかといえば,例えば,ペンを売りたいっていうクライアント(ここでは広告主の意)さんと,その記事(売るための文章)を書くアフィリエイターさんをつなぐっていうのが,ASPっていうシステムなんです。
例えば,このペンの記事を書きました。それをブログにアップしました――。
そしたら,その記事を見て,買った人がいたら,この人に広告主からはお金を払わないといけないですよね。
それが,「うちのブログを見ました」っていう印を付けないといけないんですけど。その印を付けるシステムがASPなんです。
このサイトから1本買われましたよ。このサイト経由で,この広告を見て買われましたよ,と。
ブログって個人のものだったりするんですけど,実は広告として有効だったりとか。
インスタグラムとか,フェイスブックとか,広告が入っているじゃないですか。あの広告を書いてたりするのが,アフィリエイターなんですよね。 で,そこで例えば,お客さんがその広告経由で買いました。売価が1000円だったとしたら,うちは10%=100円を,このASPの通過料として払ってます。
で,この人たちからのメリットからすると,いちいちタグをつけたりとかするのに,すごいお金がかかったりとかするんだけど,うちに100円払うだけでそれが全部やってくれて,クライアントに100円を請求してくれるんですよ(ASPのシステムで)。これが非常に楽だということで,うちが使われていると。
また,バレットではASPでどういう広告がウケるのかというノウハウを手に入れることができるので。次,クライアントさんに「こういうものを要りませんか?」という提案もできるというところもあるので。これがASPの流れの仕組みですね。
うちでは,記事を書く部隊も専門で持ってたりとかするので。もちろん,外部に出すというところもありますし。例えば鉛筆だったら,鉛筆が売れるのはLINEなのかフェイスブックなのか,インスタグラムなのかというのをこちらで判断して,クライアントさんに提案すると。
枠を固定した従来型の広告だと,売りあげに別に効果があってもなくても,決まった金額を払わないといけないんですけど。売れるまではうちは,成果報酬型なので払わなくていい。というのもメリットとしてあるんですね」
――技術的な内容としては,どのようなものになるのでしょうか。
山本「計測をするタグで,広告を見た人の情報を分析していきます」
――そういった分析をして,フィードバックするということなんですね。今,まだ,エンジニアの人材を募集しておられるということですが,そのような技術を持つ方を即戦力として求めていると。
山本「ですね。開発エンジニア,フロントエンジニア,インフラエンジニアと」
――ということは(求める職種が広いので),江田島市内だけでなく,近隣(呉市や広島市など)の方も募集の対象であるということでしょうか。
山本「そうですそうです」
――最終的には10人ぐらい,10人よりももっと,とか?
山本「10人とか,まあ,30人とか40人とか,集められれば最高ですね」
【補足説明】アドテクノロジーとは,ネット広告を支えるサーバー構築やプログラミング,大量のデータを扱うための通信環境整備など含めた全般の技術を指す。
ホームページや動画サイトを見ていると,自分が過去に検索した商品の広告や,関連した他の商品が画面に差し込まれることがある。これは,アドテクノロジーの一端だ。
ネット広告には,固定の期間や金額でウェブサイトにバナーやテキストの広告を出す「純広告」や,広告額や入札額に加えてターゲットなどの付随パラメータを変動させながら出稿する「運用型広告」などの種類がある。
バレットグループの自社開発プラットフォーム「SLVRbullet(シルバーバレット)」は成果報酬型広告に分類される。最初から金額を設定した一般的な広告と異なり,広告主(クライアント)が設定する成果に対して,出来高で広告費が発生する。
広告を既存のページにはさみこみ,閲覧者に適した広告を表示する全体的なシステムは,ASP(アフィリエイトサービスプロバイダ)といわれる。個人がインターネットを利用するには各事業者が提供するプロバイダと契約するが,これに似ていて, 広告主はASPを提供する企業へ,ネット広告を依頼する。
営業経験を経ての転職,40歳でバレットに入社
――ところで山本様は,もともとは理工系などの大学で勉強をされておられたのでしょうか。
山本「あ,ぼくは全然です。新卒でスターバックスに入って,そのあとリクルートで営業を経験して。そこからウエディングのベンチャーに行って。で,この40歳,2年前にバレットに入社しました」
――では,現在は統轄的な業務をされておられるということでしょうか。
山本「そうですね。経営企画という形で,やっているというところです」
――バレットとの出会いはどのようなものだったのでしょうか。
山本「役員の方とお知り合いになるきっかけがあって。そこで出会ってからですね」
――前職の経験が今の現場に役立っているとか,そういうことはありますか?
山本「やっぱり,コミュニケーションというところと。交渉力とか社内営業。あとは,こういった外部の方とのコミュニケーションですね」
――いまこうして,江田島を選んでいただいたのも,人の厚さとおっしゃっていました。結局は,人の縁であったりとか,人の厚さ,人の温もり。そういうところに行き着くというふうに,考えておられますでしょうか。
山本「バレットグループのポリシーが『人とテクノロジーで世界をつなぐ』というところがあるので。これがもちろん,私たちのミッションだと思ってやっていますし。そして『人を育てられる人を育てる』というのが大事,というのがあるので。どんどん,いけてる会社の社長はみんなバレット出身みたいな形の,世界観を目指している,ということです」
――技術は進化しても,結局,そこで大切なのは人と人とのつながりがあって,それが幸せにしていくと言いますか。それらが結果として,いろんなところで花が開いていくような感じでしょうか。
山本「そうですそうです」
社会貢献と結びついた地元採用とリモートワークについて
――江田島ファンネットでは,東京をはじめとする都市部に在住の方向けに,今の江田島市の情報を発信しております。そこで,今回の取材の結びとしまして,今現在,いろいろと日本各地,東京のほうも,コロナの影響で大変であると思うのですが,そういった方々に向けての“思い”といいますか,何が意気込みなどがありましたら,お話しいただけますでしょうか。
山本「これからたぶん,リモートワークというところが主軸となってくると思うので,うちはその先進企業として,しっかりと(リモートの形に勤務を)移っていただいています。IT企業でありながらも,そういう支援やサービスというところに力を入れていくことによって,自分の会社が社会貢献ができるということがあると思うので。そういう会社で働くことによって,社会に貢献できるということが可能です。
こういう環境があるところ,環境がいいとことで,自分でかなえられる夢を実現したいのであれば,ぜひぜひ,うちに,ご応募ください」
――わかりました。本日は取材にて,貴重なお話をいただきまして,ありがとうございました。
▼ COCODEMO江田島ラボの様子。能美市民センターの一室をリフォームしているとは思えない,まるで都会のおしゃれなカフェのような,洗練された雰囲気と開放感が心地良い。
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▼「壊すべき壁を撃ち抜く 人とテクノロジーで世界をつなぐ」“業界の慣習や古いしがらみにとらわれず,壊すべき壁を撃ち抜く”……バレットグループという社名には「バレット(弾丸)で,目の前に立ちはだかる色々な壁を撃ち抜いていく」ベンチャーとしてのチャレンジ精神と「自ら手をあげてくれた人に新しい領域を任せ,どんどんグループを大きくしていきたい」という未来への希望を込めています。
(バレットグループ会社概要パンフレットより引用)
COCODEMO江田島ラボの,これからの活躍に目が離せない。
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▲デスクの前に広がる海と空。ワーケーションにふさわしい環境となった。
「このロケーションってたぶん,来た人しかわからないと思うんですけど。感動したので。ここはいけると思ったのと,うちの社員にここを見せてあげたいと」と山本さん。“IT企業はコロナの影響もあって,リモートでどこでも仕事ができるというのはあるが,やはり働く環境を選べるのは非常にいいと思う。エンジニアは居住空間や定住環境にこだわりがある方が多いが,ここだと自然に囲まれ,子育てもできてビーチもあり,レジャーもできる。レモンにカキ,農産物もあって,海とオリーブとか農作物などのコラボレーション。資源が潤沢なところ”と,江田島市の魅力を語っていただいた。
(記事作成:2021年3月)
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【所在地情報】
名称:バレットグループ広島オフィス COCODEMO(ココデモ)江田島ラボ
拠点開設日:2021年3月17日
所在地:広島県江田島市能美町中町4859-9 能美市民センター別館3F
バレットグループ株式会社コーポレートサイト:https://bltinc.co.jp/
リクルートサイト:https://bltinc.co.jp/recruit/
【広島県,江田島市の企業誘致に関連した各種優遇・助成など】※2021年3月現在
(広島県) ・企業のための広島県ガイド
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/kigyourittiguide/
・チャレンジ里山ワーク…
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/challenge-satoyama/
(江田島市)・江田島市企業立地奨励制度について…
https://www.city.etajima.hiroshima.jp/cms/articles/show/3559
・サテライトオフィス誘致促進事業…
https://www.city.etajima.hiroshima.jp/cms/articles/show/6788
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江田島市商工会が運営する,江田島市の飲食店&お持ち帰り・宅配店情報サイト「えたじまごはん」が,5月21日から公開されています。
https://etajima-shop.com/
「えたじまごはん」は,市内4町の飲食店と宅配・お持ち帰り可能な店について,提供メニューや営業時間などの店舗情報を集約したサイトです。
昨今の新型コロナウイルス感染拡大防止の影響で,出前,持ち帰り弁当などの需要が増加。普段通いなれた店の,いつもの味を,宅配や持ち帰りでも楽しめる――。今後を見据えた中での「えたじまごはん」は,満を持しての登場となりました。
町別,提供料理ジャンル別による店舗分類は,知りたい情報に素早くたどりつける,使い勝手の良さが特徴です。
また,サイトは随時更新されており,掲載されていない事業者についても希望があれば順次対応とのことです。
店内飲食のほかに,持ち帰り,宅配の選択肢が増えたことで,江田島市内のグルメが今まで以上に幅広く,近くなったと感じる,充実内容の「えたじまごはん」。ぜひアクセスしてみてください!
(記事作成:2020年6月)
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【お問い合わせ先】江田島市商工会
住所:〒737-2121 江田島市江田島町小用2丁目17番1号
電話番号: (0823)42-0168
ファックス:(0823)42-2853
ホームページ: http://etajima.jp/