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《ETAJIMA Fan Info》
今回は,三高中学校3年生制作の「江田島市地域活性化プロモーション動画」を紹介しています。三高港から天狗岩までの前編はこちら。後半は,「島の駅 豆ヶ島」からスタートです。
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天狗の次は鬼。大柿町飛渡瀬の徳永豆腐直売店「島の駅 豆ヶ島」に,やってきました。
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豆ヶ島名物の豆乳ソフトクリーム,大豆うどん。 そして江田島オリーブファクトリーのピザ。美味しい食べ物は,人を笑顔にしますね。
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カキの名産地で,むき身作業に従事される作業場の皆さん。ここでの笑顔も素敵です。
そして,これを起点に始まる,カキに関連した映像のなかにも,2つめの見せ場があります。
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殻付きのカキを焼く場面にかかる「この牡蠣と特産品で」のテロップは,江田島焼の沖山工房に重なります。
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ろくろを回しているのは,陶芸家の沖山(おきやま)さん。オータムフェア江田島,まるとくフェア,フェスティバル江田島など,市内のイベントでも人気。江田島産カキ殻使用の釉薬で作った食器は有名で,2019年11月には,NHKテレビ『小さな旅「牡蠣島の秋~広島県 江田島市~」』にも取り上げられました。
プロモーション動画の歌詞「この牡蠣と特産品で」によって,焼いて食べる殻付きカキから,陶器づくりのカキ殻へと,つながる流れが見事です。
テロップのこの歌詞は,動画には出演していない,女子生徒2名,男子生徒1名による作詞で,BGMの作曲も行っています。音楽科担当の藤山先生が作曲を指導されました。
作詞・作曲については,動画で活躍する5人のヒーローの関係性やキャラクター設定を考えてから,取りかかったそうです。言葉のなじみ方や,韻を踏む工夫,そして江田島市の活性化につながるように,丁寧に歌詞が作られました。
考えた歌詞のところから,音をあてはめていくという方法で作曲しましたが,実際に歌ってみると,雰囲気が違う,しっくりこない……と,もう一度作り直しをすることに。妥協をせず,納得いく形で完成させた2回目の曲が,今の動画に至っています。
また,三高中学校は,第84回NHK全国学校音楽コンクールの広島県コンクールにおいて,銅賞を獲得した実力校です。小中合唱交流や江田島市中学校合唱祭への参加,プロによる合唱指導など,技術向上にも意欲的です。
その成果は,3年生が歌った,この動画で聴かれる通りで,郷愁を呼びおこす歌声は,日頃の練習から生み出されたものです。
※動画に使用された曲「ここにおいでよ!」の歌詞は,三高中学校のホームページ内で見ることができます。 歌詞に登場する「エタジマン」とは,この5人のヒーローなのです!
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そして3番目の見せ場は,江田島市内最大の,大柿町深江地区オリーブ農園です。
約6.6haの栽培面積に,植栽本数は約2800本。令和元年度の収穫量は約2トンを記録。江田島市が市有地を整備したこの農園は,2011年6月から造成工事開始,2014年3月に完成しました。
RCCテレビの番組「元就。」で,2016年9月に放送された江田島特集でも,この深江地区オリーブ農園が登場しました。
[RCCテレビ「元就。」ホームページ バックナンバー2016年9月4日(日)]
市有地につき普段は入ることができないため,動画で見られること自体が貴重な場所でもあります。
撮影には,江田島市地域おこし協力隊・オリーブ栽培技術指導員(当時)の小山内さんが同行。大柿市民センターにて,オリーブ冠づくりも指導されました。
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(オリーブファクトリーと,農園でのシーンに,それぞれオリーブ冠が出てきますね)
2019年NHK杯国際フィギュアスケート競技大会など,国際的な舞台で,江田島市のオリーブ冠を見かけることも多くなりました。官民一体となって取り組んできたオリーブ振興が,着実に進んでいる証と言えるでしょう。
オリーブ農園でのロケ日は,あいにくの雨模様でしたが,皆が笑顔で,元気よく駆け回る姿が印象的です。
動画制作にあたっては,ロケ先に1件1件アポ取りを行い,中にはこのように天候に恵まれなかった日もあったりと,笑顔の撮影の裏側には見えない苦労と努力があったことが窺えます。
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そしてカメラは再び海へ。人気上昇中のマリンスポーツ,SUPです。穏やかな海は, SUPが初心者でも楽しめる環境として,広く知られています。
大柿町大君のビーチ長浜で,座った状態で1人を載せて,もう1人が漕ぎだす,複座SUPとでも呼べそうな難しい技に挑戦しています。イカダからSUPでテイクオフは,なかなか思いつかないユニークな発想ではないでしょうか。
海面にきらめく陽光と遠景の島影が生みだす情景が美しいシーンですが,やはり海での撮影のため,苦労されたそうです。
プロモーション動画を制作する前,クラスで話し合ってみると「自分が江田島市に住んでいながら,この島のことをよく知らない」「住んでいるのに,行っていない場所もある」ことが分かったそうです。今まで行ってみて良かった場所を情報交換し,ロケ場所について,多くの候補をピックアップ。
外に向けて発信する目的を皆で持って,撮影地が選ばれました。
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カキの養殖風景など,ここから続く静止画の写真は,元広島市立安佐南中学校校長で,現在は一般社団法人二科会写真部会員の平野良雄(ひらの よしお)さんからの提供によるものです。平野さんは,2017江田島市夕景フォトコンテスト(江田島市観光協会主催)において,夕暮れの海に投げ釣りのシルエットが見事な作品「夕陽に向かって」で,金賞を獲得されています。
沖美町の夢来来(ゆめきらい)からの眺望や,切串おかげんさんまつりなど,市内のとっておきの瞬間が,見る人の心に深い感動を残します。
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動画は,旧サンビーチおきみから変貌を遂げた,沖美町の新ランドマーク・Uminos Spa & Resort(ウミノス スパ&リゾート)でラストを迎えます。
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Uminosは,旧サンビーチおきみから2019年7月にリニューアルオープン。瀬戸内海の展望と夕日が楽しめる客室は,全室オーシャンビュー。国産ブランド和牛のグリルに,島ならではの海の幸。冬場には新鮮な焼きガキを堪能できるカキ小屋も期間限定開店。食べてよし,泊って見てよしの宿泊施設です。
このプロモーション動画を振り返ると,三高港から始まり,ラストにこのuminosがおかれたことは,大きな意義があると感じます。
三高港の新旅客ターミナルは,2020年8月から利用開始予定。一方のラストには,新生サンビーチおきみ=uminosがあり,現在も変化を続ける江田島市の象徴的なランドマークです。
動画内で巡ってみせた市内の各スポットは,単なる名所紹介ではなく,過去から現代に至るまで,江田島市が駆けぬけた時間そのものを内包しています。
そこへ次世代への橋渡しとして,これからの未来を担う5人の若きヒーローが現れたことには,もっと注目してもいいはずです。
前述の,オリーブ農園での撮影に同行した小山内さんによると,動画に出演した三高中学校3年生の5名の生徒は「大人になってもこの島に残りたい」と,感想を話していたことが印象深かったそうです。
郷土を大切に思う気持ちがあるからこそ,この動画には,見る人を振り向かせる,惹きつけるものがあったに違いありません。そして,総合的な学習の時間や合唱コンクールの取り組みなどもあわせて,地域活性化プロモーション動画制作において,三高中学校は最適の環境が整っていたと言えるでしょう。
4分12秒の再生時間に凝縮された,3年生の思いと足跡を,あらためて,じっくりと味わってみてはいかがでしょうか。
(2020年5月~6月取材)
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【学校情報】江田島市立三高中学校
住所:〒737ー2316 広島県江田島市沖美町三吉2699
電話番号:(0823)47-0125
FAX:(0823)47-0126
ホームページ:http://www.edc.etajima.hiroshima.jp/~mitaka-chu/
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2020年2月28日,フリーライター・丸古玲子(まるこ れいこ)さんの著書『江田島本』が発売された。
江田島の歴史と伝統を,現在ある姿のまま,島めぐりとそこに暮らす人への取材を通じて,描き出した一冊だ。
丸古さんは呉市出身。大学卒業を機に上京し,呉からはしばらく離れていた。東京では,ウエディング会社のセールスプロモーションを担当。仕事を続けるうちに,「取材される側から,取材をする側になりたい」そんな思いから二十代後半,ライターに転身。編集プロダクションへの勤務を経てフリーライターとなった。雑誌やウェブ媒体などでインタビューを主とした仕事をされている。
呉市在住の11人に取材し,インタビューとエッセイで町の歴史を綴った『呉本』を,2018年11月に上梓した。語り手の心情や空気感までとらえた文章は,呉の方言たっぷりで親しみやすさを備えつつも,ときには戦争の過酷さを受けとめる覚悟を,じわりと読者に突きつける。あの時代,呉の地に生きた人々の,魂の記録だ。
入船山記念館や海上自衛隊呉地方総監部など,昔ながらの名所から,平成以降に建設された大和ミュージアムまで幅広く取りあげた。観光ガイドブックとしての側面も持つが,その枠ではとても収まりきらない,時代の断層を詰め込んだ。過去から現在に生きる人々の活動から,いまの呉の町に歴史と伝統が受け継がれていることを伝える。
『呉本』は,刊行から半年を待たぬうちに第二版発行となり,好評を博した。また,この出版が評価され,丸古さんは呉市から「くれ観光特使」に選ばれた。
今回刊行された『江田島本』は,『呉本』の別冊として生まれた。
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(写真左の『呉本』の装丁は青が基調。温暖な気候,MIKANマラソンで有名な江田島にはオレンジが似合う)
発売直後の3月2日,呉でのトークショーの前日に江田島市役所を訪れた丸古さん。多用の合間に,急なお願いであるにも関わらず,江田島ファンネットの取材に快く応じていただいた。
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(著書を手に,笑顔の素敵な丸古さん)
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(取材中のサイン入れ風景。手渡す前に吸い取り紙をはさむ,細やかな心遣いが印象的だった)
「できあがってみると,想像よりも厚くなってしまった」と,丸古さん。『呉本』414ページに続いて,『江田島本』も388ページと,ボリュームたっぷりだ。『江田島本』は,2か月に1回のペースで東京から江田島へ通い,約一年かけて原稿を完成させた。
執筆のきっかけは,どのような思いから始まったのだろうか――。
「『呉本』を読まれた方から,「よかったよ,次はぜひ江田島を!」と感想をいただいたんです。それで本気になってみようと。こういうのは本気になったものの勝ちだと思えたから」
著者と読者の距離の近さ,そして読者からの反応が次の著作への足掛かりとなる,丸古さんのスピード感とエネルギッシュさがうかがえるエピソードだ。
今回の『江田島本』において,丸古さんの江田島攻略の拠点となったのは,明岳周作(あきおか しゅうさく)江田島市長だった。
前作『呉本』を書く際には呉市役所を訪ね,そこで各分野に通じた人や読むべき資料を紹介された。ならば今回は,と江田島市長を表敬訪問。牡蠣やミカン,オリーブなどの特産品,第1術科学校,幹部候補生学校のほかにも,民泊や島の歴史,多くの伝統の継承があることを知る。そして,江田島市企画振興課の畑河内課長と,江田島市地域おこし協力隊・観光仕掛人の小林さんと出会い,江田島探訪の総合ガイドを得た。加えて丸古さんの個人的な縁からも取材とインタビューを進めることとなった。
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(写真左:江田島市企画振興課の畑河内真(はたごうち まこと)課長。写真右:江田島市地域おこし協力隊・観光仕掛人の小林由佳(こばやし ゆか)さん。未知なるダンジョン江田島の冒険で,丸古さんの取材に同行した)
『江田島本』では,江田島を知るキーパーソンへのインタビューを軸に,島内に点在する名所紹介も多く盛りこまれ,ページを繰るたびに日帰り旅行のような楽しさが味わえる。入鹿明神社(いるかみょうじんじゃ)探訪の後日談に所収の「シルゴキ天神」発見までの顛末は,『呉本』の亀山神社遷宮と向こうを張っている感があり,読み比べてみるのも一興だろう。
江田島ならではの巡洋艦大淀の紙芝居や,旧陸軍による原爆救援活動,旧江田島海軍下士卒集会所・海友舎の建築保存,愚痴聞き地蔵尊の建立にまつわる話など,切り口も多彩だ。
丸古さんが,取材の感想を「しびれる」と表現されていたのが印象深かった。
『呉本』と同じく『江田島本』も,市内在住者から戦争の話を取材している。受けとめた話の衝撃,重さ。いただいた体験談をどう形にするか。自分がこの話を伝えて良いものだろうか。迷いや苦悩もあったという。
読みやすい文体ながらも,その体験談のひとつひとつは,心の中に確実に澱を残す。島内に散在する歴史の跡に,正面から向き合った丸古さんの真摯な姿勢が感じられる。
また,オリーブ栽培やカッター研修,さとうみ科学館などの観光や産業面にもふれて,重量級の体験談から町かどスナップ的な記事まで,硬軟のバランスがほどよい構成となっている。
中でも,第1術科学校・幹部候補生学校・教育参考館には,ひとつの章としては最も多くのページ数を持つ。
丸古さんが実際に,一般幹部候補生課程卒業式に参列した体験から得た「目の前にある伝統」。第1術科学校・幹部候補生学校の両校長へのインタビューを通して,「有形無形を問わない伝統の継承」への使命感が自身の中で,より明確に形づくられる。
本書の巻末付近に置かれた「伝承と伝説の島」【『ふるさとの民話「江田島・能美島」』より】。ここでの抄録は,実は重要な役割を持つことに気づかされる。江田島の昔話や伝説を収集したこの本から,能美町資料収集委員による編集後記を引用する。
「私たちは主として高齢者の話を収集しましたが,昔聞いた話,体験談などを語る高齢者の方々の眼の輝きにふれ,心のぬくもりを感じました。しかし,昔のことなど思い出したくない,触れたくない,忘れたいという高齢者もおられることがわかりました。
能美町の多くの高齢者は,昭和20年の軍艦「利根」への空襲時の恐怖,原爆投下の残酷さ,さらに21年のコレラ騒動による混乱した社会など,筆舌に尽くしがたい悲惨な体験をされています。このことと,それ以前に聞いた話とが「昔」の中に融合して「思い出したくない」というかたくなな心境となり,貝のごとく口を閉ざすのだろうと考えてみたくなります。けれども,このような体験こそ「人としてあるべき姿」を模索していくうえでの貴重な資料の一つなのではないでしょうか。触れたくない話を,重い口調で,とつとつと語る高齢者の体験談は,決して風化させてはならないと感じました。
(中略)昔話・伝説などは,過去・現代に関係なく,民衆の生活そのものでした。江能四町(江田島町・沖美町・能美町・大柿町)の民話収集活動は,この民話集の出版が一つの区切りになります。けれども私たちは,収集活動を通じて,まだまだ風化させてはならない多くの話が埋もれているように思われてなりません。それゆえ,この民話集を新たな収集活動への出発点として,さらに昔話・伝説をはじめ,戦争体験など四町で起きたさまざまな話題等を掘り起こし,後世に伝えなければならないと考えます」
(『ふるさとの民話「江田島・能美島」』 「ふるさとの民話」の編集を終えて より)
民話の編集・資料収集にあたった委員もやはり,取材に際して困難があったことがうかがえる。そして,丸古さんと同じく,収集によって後世へと語り継ぐ意思を,より強いものにしている。
――この民話集が,昔話,伝説,そして戦争体験を伝えていく必要を説き,そこへ『江田島本』が新たに連なる。
次の世代へ,江田島の歴史が受け継がれる瞬間に,わたしたちは立ち会っている。
江田島が,丸古さんという新たな語り手をひたすら待ち,求めていたのではないだろうか。
『江田島本』の執筆も,偶然ではなく,必然だったのかもしれない。
全部が見どころ,と話す丸古さんにお願いして特別に,ベストエピソードを選んでいただいた。
「山田さんに取材した『戦後68年の意味を知る。日本が日本でなかった期間』ですね」
このタイトル自体ミステリの要素を含んでいるので,ぜひ本書を手に取り,なぜ戦後68年か,その意味を知っていただきたい。江田島そして日本の過去と現在を,深く考えさせられるエピソードだ。
最後に,江田島ファンネットをご覧の方に,丸古さんからメッセージをいただいた。
実は,今年1月に,東京江田島ファン倶楽部の総会に参加されたとのこと。集まった皆さんから親しくしていただいて,盛りあがったのだそう。故郷からずいぶん遠く,距離も年月も離れても,またふるさとに帰ってきていい,帰る権利が自分にはあるんだと思えた。
「外に出た人間だからこそ,ふるさとを見つめることができる。ふるさとを離れた,あなたの意見が必要なんだ」と。
丸古さんからこの言葉をいただいたうえで,『江田島本』を,もういちど読み返してみる。
車窓から見える江田島の山桜や野の花について,こう書かれている。
呉も,市街地を山の方へ離れるとだいぶん田舎で,道端に野草がある。でも,江田島の草木は,もっともっと身近に迫ってくる。車の窓には常に,緑か,海かが,見えている。
これ,住んでいたら普通の風景なんだろうけれど。
外から訪れた身には,やたら特別で,贅沢だった。
もちろん,退屈な景色,と言う人もいるかもしれない。
そういう人は,ここにはなにもない,と言うかもしれない。けれど,なにもないと言う人は,なにがあれば満足するのだろう。
(『江田島本』「なんて大きな島なんだ 一周してみようと思うんです」より)
江田島の印象を書き表すのに,これ以上の言葉が見つからない。
週末や休日には,サイクリストが島をめぐる風景に遭遇し,市外からの移住者も少しずつ増えている。
住んでいたら普通の風景なのに,なぜ集まってきているのだろう。
住んでいたら知ることができない魅力を,はっと気づかせてくれる理由は,こういうことなのかもしれない。
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(軍艦大淀慰霊碑近くの桜並木)
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(沖美町のカフェ「ETTA JAZZ CAFE」付近。美能地区から是長へ向かう途中に見える桜)
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(沖美町から能美町方面へ続く県道沿いの景色。すれ違う車もまばらで,おだやかな海が視界に広がる)
呉港からフェリーで約20分,高速船なら10分強。
とても近いようで,わたしからは遠かった現・江田島市。
けれど,呉とは切っても切り離せない縁がある。
呉のむかしを知っていくと,この島のむかしも知りたいと,どうしても欲が湧く。
(『江田島本』「はじまり」より)
「知りたい」興味と情熱から紡がれた『江田島本』。土地と歴史が持つ圧倒的な情報量の多さを,丸古さんの感性と筆致で,ぐいぐいと引き込まれる逸品に仕上がっている。歴史書のなかで色あせた昔の姿の集積ではなく,過去からいまへと多くの人に語られ,受け継がれた,現在進行形の江田島がここにある。
本書の最終章のまとめに書かれた「わたしは,この島が,好きになりました」が,全てを語っている。
誰かを,何かを,深く知りたいと思うのは,どういうときなのか。
それが好意でなければ,これほどに多くの言葉を尽くさないだろう。
次回作は未定だが,著者と一緒に回る『呉本』『江田島本』ツアーを企画中とのこと。こちらも鶴首して続報を待ちたい。
(取材日:2020年3月2日)
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[出版情報]
『呉本(くれぼん)~呉本 海軍、空襲、大和。ふるさと11人のインタビュー~』(2018年11月発行)
『江田島本(えたじまぼん)~伝統はだれが作る。伝統、伝承、伝説の島~』(2020年2月発行)
各定価:1,100円+税
※いずれも自費出版。丸古さん自身が版元「ちょうちょ人間」となり,そこから発行した。
amazonのほか,呉,江田島,広島,東京の各委託先にて購入可能。
詳細は,丸古さんのホームページ(https://maruru5.wixsite.com/maruko)で最新情報の確認を。
人工知能や,モノのインターネット=IoT(Internet of Things)などの最新技術を使い,県内企業が新たな付加価値の創出や生産性効率化に取り組めるよう,技術やノウハウを持つ県内外の企業や人材を呼び込み,産業・地域課題の解決をテーマとして共創で試行錯誤できる実証実験の場――。
それが,広島県が2018年5月から始めた「ひろしまサンドボックス」です。
3年間で10億円規模の予算が投入される「ひろしまサンドボックス」では,公募から選ばれた9つの実証プロジェクトが現在進行中。そのなかのひとつ「スマートかき養殖IoTプラットフォーム」は,江田島市のかき養殖が実証実験の場として選ばれています。
江田島市の,かき養殖の採苗(海中に入れたホタテ貝の貝殻に,かきの幼生を付着させる)では近年,ばらつきや低下が発生。採苗不良の傾向は平成以降続いており,年によっては他県から種苗購入のため多額の投資が必要となり,産業全体の存続にかかわる問題となっています。
今回のプロジェクト「スマートかき養殖IoTプラットフォーム」では,東京大学のほか,シャープ,NTTドコモなど多くの企業と江田島市,漁協が,今まで人間の経験と勘で行われていた採苗を,人工知能やIoTにより,データに裏付けられた最適な養殖手法の確立を目指すべく,2018年12月から実証実験を行っています。
能美町の旧高田小学校を改修した,高田交流プラザ。
ここに,「スマートかき養殖IoTプラットフォーム」のラボ(研究室)があります。
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ラボは,旧校舎の教室を利用。2019年の6月から8月にかけて,ここで採取データの研究が行われました。
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入口の「実験ラボ不在中」の案内のとおり,ラボは通常,一般開放されておりません。
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「iOstrea(アイオストレア)」は,江田島市のかき養殖における課題解決のために,10団体の産学官民によって結成されたチーム名です。
オストレアはラテン語で,かき。「かきを愛する」ということで,「アイ(愛)オストレア」。ひろしま江田島のかきを愛するチームとして名づけられました。ロゴの中の「e」には江田島市の市章が入っています。
江田島市と内能美漁業協同組合,平田水産は,広島水産業の活性化活動・実験フィールド協力や支援を担当。
広島県立総合技術研究所は協力支援パートナーとして,今回のプロジェクトでかき養殖,水産技術に関する助言にあたります。
そして,ドローンによる測量と画像処理解析を行う,ルーチェサーチ株式会社は,海色変化を検知するドローンで,かきいかだの周辺海上を空撮。画像から産卵時期の海の白濁を検出,かきの幼生が多く生息する場所や海流を,撮影データから解析して採苗支援を行います。
中国電力株式会社と,株式会社セシルリサーチは,臨海発電所で海水配管内に大量発生する付着生物の調査研究実績があり,「スマートかき養殖IoTプラットフォーム」では,かき幼生検出技術を担当しています。
株式会社セシルリサーチで使う用具がこちら。海上を浮遊しているかきの幼生を検出するために,海中にネットを入れて,かきの産卵時期に稚貝を採取する装置です。
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株式会社NTTドコモは,情報通信技術と海洋観測水上ブイ技術で参加。
このICTブイ(ICTは情報通信技術=Information and Communication Technologyの略語)は,乾電池を内蔵。各種センサーを接続して海面に浮かべ,かきいかだ付近の水温や塩分濃度などを測定します。
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また,東京大学は,かきいかだに設置した水中監視センサーで,水温やクロロフィル(植物プランクトンで,かきのえさとなる)量を計測。それらのデータ通信を行うネットワークを構築しています。
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ケーブル状の水温センサーには太陽電池で電力供給。
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採取データの通信に使われる無線ネットワーク機器です。
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ICTブイや水中監視センサー,ドローンによる海上観測画像結果などから得られたデータを,人工知能で高速分析。漁業者の端末へ,かき養殖に必要な情報が送られます。
シャープ株式会社は,プライベートLTEのネットワークから,かき生産者が各種情報を受け取るデータ端末のスマートフォン提供と,無線技術の開発に携わります。
データ端末は,海水温,塩分濃度等の海洋情報をアプリ「ウミミル」で観ることができます。
(下の画像はサンプルです)
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江田島での実証実験開始から1年を経過し,センシング(センサーなどを使い様々な情報を計測,数値化する技術)の手法を確立。2020年以降は,蓄積したデータを利用して情報配信できそうな段階まで来ているとのことです。
今までは,海面の様子や時期から長年の勘と経験で見当をつけて,かきいかだまで漁船で調べにいっていたのを,これからは端末ひとつで簡単に確認できる――。生産者の高齢化や,勘頼みの従来手法では対応が難しい近年の採苗不良などの問題を,最先端の技術が解決してくれるかもしれません。
明るい未来への入口は,すぐそこまで来ているのかも,と感じさせられます。
この「スマートかき養殖IoTプラットフォーム」は,出身が江田島,または江田島にゆかりのある人たちが,不思議な縁で集まったプロジェクトでもあります。
東京大学大学院の中尾教授は広島県出身で,祖父は江田島の旧海軍兵学校で教官の経験をお持ちです。シャープ通信事業本部の角田さんは実家が能美島で,内能美漁業協同組合に先輩がおられたそうです。また,ドコモCS中国の中島さんは,広島生まれの広島育ち。釣りが好きで,江田島にはフェリーで切串港まで来て,釣りをしたこともあり,「プロジェクトのメンバーには,人のつながりという点で,何かしら江田島の共通項があった」と,今回のプロジェクトの感想を述べられています。
江田島市のかき養殖に,インターネット時代の最新技術がつながる・あつまる「スマートかき養殖IoTプラットフォーム事業」。江田島に集結した熱い想いが動かしていく未来に,期待が高まります!
(2019年12月取材)
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(昨年度の活動の様子)
大柿中学校では,毎年,修学旅行先で江田島市のよさを特産品の販売と合わせてPRする活動を行っており,今年もJR新浦安駅南口広場の一角をお借りして「浦安マーケット」を開催いたします。
当日は,「江田島オリーブファクトリー」のオリーブオイルやリップクリームなどの関連商品,また,「てくてくさつまいも本舗」のもみぢ饅頭やさつまいもパイなどを販売します。
お近くにお住まいの方,お近くにお立ち寄りの方がいらっしゃいましたら,みなさまお誘い合わせのうえ,お越しください!
[販売品目の一部]
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(「江田島オリーブファクトリー」のオリーブオイル)
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(「てくてくさつまいも本舗」のもみぢ饅頭とさつまいもパイ)
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~「浦安マーケット」江田島市PR活動~
開催日:12月6日(金)午前10時~午前11時15分
場所:JR京葉線 新浦安駅南口広場
問い合わせ先:江田島市立大柿中学校(0823-57-2065)
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12月2日(月),2年生の修学旅行事前指導の様子です。浦安マーケットに向けて,気合が入ります。
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皆さんのご来場を,お待ちしております!
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一昨年まで夏に行われていたサマーフェスタ江田島・江田島湾海上花火大会が、昨年から秋開催になりました。
オータムフェスタ江田島2019は、市内外からの多くの露店でグルメ満喫!地元からは江田島海自カレーが初出店、赤牛や馬料理で有名な店舗が熊本県から参加!!ゲストには、サンフレッチェ広島の森﨑和幸C.R.Mを迎えます。地元おなじみのミュージシャンに市内中学校吹奏楽部出演の音楽部門ステージ、昨年好評を博した自衛隊記念式典、観閲式と、見どころいっぱいの内容です。
夕方からは江田島湾海上花火大会、約2100発の花火が秋の夜空を彩ります。みなさまお誘いあわせのうえ、ぜひお越しください!!
【オータムフェスタ江田島2019】
開催日:10月27日(日) 午前11時~午後5時45分
場所:海上自衛隊第1術科学校
【江田島湾海上花火大会】午後5時45分~午後6時30分(午後6時から花火打ち上げ)
問い合わせ先:江田島市交流観光課(0823-43-1644)
プログラムの詳細や会場までの無料シャトルバス、駐車場についてはチラシをご覧ください。
オータムフェスタ江田島2019・江田島湾海上花火大会チラシはこちら(PDFファイル)
また、海上自衛隊第1術科学校ホームページには、当日の自衛隊記念日行事等についての詳細があります。こちらもあわせてご確認ください。
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9月10日(火)より開催中の「くらしの道具展」。
大柿地区歴史資料館・江田島市灘尾記念文庫の1階の展示をほぼ入れ替え,市内で使われていた古民具が,所狭しと並んでいます。
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入口には「くらしの道具展」看板。自動扉の向こうは――。
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「広報えたじま第168号」の『ふるさと再発見~郷土ゆかりの偉人⑤津田喜次郎(つだ きじろう)』で登場した,津田式ポンプがお出迎え! その重量感と迫力に圧倒されます。中へと招じ入れているかのようなポンプの佇まいがユニークですね。
(能美町出身の津田喜次郎さんは,手押し式ポンプの製造を起業。広島をはじめ全国的規模で手押しポンプの普及に尽力。その功績により「紫綬褒章」「紺綬褒章」を受賞しています)
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入口から見えるいつもの受付にも,古民具が並びます!
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「くらしの道具展」は大型の古民具が多く,床を使った展示も広くとられ,とても見ごたえのあるものになっています。
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展示ケースの上にあるプレートで「衣」「食」「住」コーナーに,それぞれ分かれています。
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チラシにある電話機も,こんな感じで見ることができます。
今回展示の古民具は約150点!ぜひ会場で,その全容をお楽しみください!!
大柿地区歴史資料館・江田島市灘尾記念文庫のアクセスなどについては,過去記事(「ふるさとの歴史を後世に~大柿地区歴史資料館・江田島市灘尾記念文庫~」)をご覧ください。
※PDF形式のチラシはこちら↓
問い合わせ:大柿地区歴史資料館・江田島市灘尾記念文庫(0823)57-6420
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2019.7.17追記:【スタンプラリー実施について】2会場のスタンプを集めると,先着で海上自衛隊グッズをプレゼントします。
昨年好評を博した「海上自衛隊第1術科学校 教育参考館特別展」,今年は7月20日より開催です。
教育参考館の所蔵資料を地域公開します。第1会場の大柿地区歴史資料館・江田島市灘尾記念文庫では「特攻~命のメッセージ~」と題し,戦時中に2,000名を超える多くの若者が特別攻撃隊として出撃,戦死した彼らの遺書などを特別に展示します。また,第2会場の江田島市学びの館では「江田島と海軍兵学校」をテーマとして,明治21年から始まった海軍兵学校と江田島の歩みなどを紹介します。
※PDF形式のチラシはこちら↓
2019年教育参考館特別展チラシ(2枚組) (1.65MB)
大柿地区歴史資料館・江田島市灘尾記念文庫の詳細,アクセスなどについては,前記事(「ふるさとの歴史を後世に~大柿地区歴史資料館・江田島市灘尾記念文庫~」)をご覧ください。
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第2会場の江田島市学びの館(江田島町中央一丁目3番23号)は,斜め上にある,江田島市民センターの駐車場(江田島支所駐車場と同じ)が利用可能です。
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(写真はいずれも昨年の特別展開催時の各会場外観です)
会場の展示物はカメラ等撮影禁止のものがありますのでご注意ください。
問い合わせ:江田島市教育委員会生涯学習課(0823)43-1902
(※参加受付は終了しました)
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(※ページ内の写真は昨年2018年大会のものです)
江田島 SEA TO SUMMIT 2019
現在,エントリー受付中です!
株式会社モンベル主催の環境スポーツイベント『SEA TO SUMMIT』。2014年に第1回が開催されてから,江田島大会は今年で6回目を迎えます。
カヤックで小黒神島をめざして陸へ戻る「海のステージ」約10km,自転車で島を駆け抜ける「里のステージ」約3km,砲台跡など戦時中の遺物が残る砲台山の山頂をハイクで目指す「山のステージ」約5km。全行程およそ5時間,標高差402mのフィールドを人力のみで巡ります。
まずは「海のステージ」。スタート地点は,昨年と同じくサンビーチおきみ。
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能美市民センターを中継し,自転車でサンビーチおきみへ戻ってくる「里のステージ」。
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ラストとなる「山のステージ」は,砲台山!
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今年の第6回では,ひとり自分のペースで挑戦する「シングルの部」,2名以上5名以下で参加できる「チームの部」に加えて,障がいがある方も自身の能力に応じて,希望のステージのみでの参加が可能な「パラチャレンジの部」もあります。
また,1日目は環境シンポジウム,2日目が上記アクティビティとなっております。両日参加できる方がお申込みできます。
(※昨年シンポジウムの様子から)
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1日目の環境シンポジウム前にはサンビーチおきみで,カヤックを置く砂浜の清掃を行います。
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SEA TO SUMMITはカヤック,サイクリング,トレッキングの各アクティビティを楽しむイベントですが,シンポジウムや参加者自身による清掃活動を通して,かけがえのない自然について考える機会でもあります。
「イベントには興味があるが,カヤックを持っていない,練習ができない……」そんな不安もこれで解決!カヤックレンタル(有料),初心者・初級者向けカヤック・SUP体験が江田島カヌークラブでできます。
詳細は
●「江田島 SEA TO SUMMIT 2019」のホームページ
https://www.seatosummit.jp/menu117/contents957
●江田島カヌークラブのカヤックレンタルなどに関して
江田島カヌークラブ:etajima-canoe-club.jimdo.com/
今年も江田島で,みなさんの参加をお待ちしております!
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新入生40人を迎え,平成31年4月9日(火)に第72回大柿高校入学式が行われました!
生徒数の減少で,市内唯一の高校存続が危惧されていましたが,今回の入学者数は市内外いずれも,前年度を上回る結果に。オープンスクールや学校訪問をはじめとする高校自体の取り組みに加え,江田島市,江田島市内唯一の高校を存続させたいと願う地域住民の活動など,多くの方々の尽力が結実した(2月更新記事「大柿高校魅力化コーディネーターを紹介します!」)新年度となりました。
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昨年12月からの大柿高校名物,ウェルカムボードも祝福モードでお出迎えです。
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入学許可にて,新入生40人起立の様子です。
生徒募集への取り組みのひとつひとつが,この日へとつながりました。
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新入生代表による宣誓も,はきはきとした口調で実に頼もしく感じられました。
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松岡浩樹校長の式辞に続き,沖井純広島県議会議員,明岳周作江田島市長,向井伸介PTA会長の来賓祝辞がありました。
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式の終わりには,新1年生担任と副担任による自己紹介です。きめ細かい指導,生徒と先生の距離の近さ・あたたかさは,大柿高校の魅力です。『目が届く・手が届く・心が届く』をモットーに,これからも前進し続ける大柿高校に,どうぞご期待ください。
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【学校情報】広島県立大柿高等学校
住所:〒737-2213 江田島市大柿町大原1118-1
電話番号:(0823)57-2055
FAX:0823-57-2619
ホームページ:http://www.ogaki-h.hiroshima-c.ed.jp/
大柿高校魅力化コーディネーター木村さんによるフェイスブックはこちら
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今年4月,江田島市出身の大森らんさんが,本市初の女流囲碁プロ棋士となりました。小用港には横断幕が設置されています。
また,同港には,令和元年度全国高等学校総合体育大会カヌー競技出場・岡本栞音君の横断幕もあります。
大柿高校カヌー部は,3年連続の出場!惜しくも準優勝進出は果たせませんでしたが,平成28年度のカヌー部新設からのめざましい活躍には,横断幕からもその激励ぶりが感じられます。
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そして大柿高校では,懸垂幕が校舎に。県内の県立高校唯一の天然芝グラウンドで練習するサッカー部と,穏やかな波で練習に適した長浜海岸で部活動に励むカヌー部。2枚ともに応援の熱意がひしひしと伝わってきます。
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横断幕・懸垂幕は出身校からの寄贈以外にも,多くの方々の支援によって市内の港や道路沿いのフェンスなどに,設置されています。郷土出身・在住の方々の活躍を知る,思いがけない出会いが,市内のどこかで待っているかもしれませんね。
(各写真の横断幕・懸垂幕は,2019年8月時点のものです)
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※4月27日追記:強風のため熱気球係留体験は中止となりました。なお,江田島産品などの販売は行いますのでどうぞお越しください。
第4回となりました,江田島まるとくフェア!
前回は残念ながら天候不良で中止となった熱気球係留体験が,今年もやってきます。
昨年の「第17回ひろしま「山の日」県民のつどい」江田島会場で,人気のイベントでした。
(※写真は昨年の山の日で実施された熱気球係留体験の様子で,今回のまるとくフェアとは内容など異なる場合があります)
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会場では,江田島ブランド認定品をはじめとする江田島産品を販売します。また,江田島市内のイベントですっかりおなじみのキッチンカー部隊では,クレープ,唐揚げ,クロワッサンたい焼き,ハンバーガーが食べられます。
(写真は昨年第3回の様子です)
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熱気球係留飛行体験は10:30~13:30の間に開催予定,当日無料配布の搭乗整理券は約200名です。天候不良の場合は中止または時間変更となる場合があります。
(江田島観光協会ホームページで4月18日(木)以降に,詳細情報が随時更新されます。※熱気球係留飛行体験および来場に関する諸注意もありますので,ご来場前には最新情報をご確認ください。)
平成最後の大型連休スタートに,ここ江田島へ,どうぞお越しください。
チラシはこちら⇒PDFファイル
日時:平成31年4月27日(土)10:00~16:00
場所:海上自衛隊第1術科学校(江田島市江田島町国有無番地)
【お問い合わせ先】主催:江田島市観光協会((0823)42-4871)
江田島市観光戦略チーム「一歩」(江田島市交流観光課:(0823)43-1644)
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江田島生まれ,江田島育ちの木村心(こころ)さん。昨年10月,大柿高校魅力化コーディネーターに着任しました。
現在江田島は,少子化による小中学校の児童生徒数減少で,市内唯一の高校である大柿高校の入学数も定員を下回っています。
市内外から生徒を呼びこめる教育環境の創出や支援の一環として,江田島市,江田島市教育委員会では,大柿高校と市内中学校・市内外の各教育機関と連携し,魅力ある学校づくりを支援できる「大柿高等学校魅力化コーディネーター」を採用しました。
大柿高校のPR活動が主とのことですが,日々,どのような仕事をされているのでしょうか。江田島市教育委員会学校教育課にてお話をうかがいました。
「配属先の教育委員会では,資料作成や打ち合わせなどの業務をしています。着任した10月から年末までに,校長先生,教頭先生と30校近くの中学校へ学校訪問に出かけました」
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学校訪問の必需品,パンフレットとリーフレット。
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情報量が多かった以前のリーフレット(上)。
木村さんが着任1週間で,伝えたい情報を精選したA4サイズにまとめました(下)。
リーフレット内の「進学・受験実績」は,学校訪問の際,最新データに差し替えるそうです。江田島市の観光アシスタント・さくらプリンセスとして菓子博や銀座TAU,東京や大阪にも江田島の魅力発信に尽力した経験もある木村さん。受け手の目線をくみ取った新リーフレットで,早速の才能発揮ですね。
そして校長先生,教頭先生と,江田島市内外の中学校を30 校近く回られたとのことですが……。
「中学生の時に教えていただいた先生が,いまでは教頭先生,校長先生になられた方もおられます。 知っている先生が多いので,広報でも活動しやすいですね」
市外の中学校は,どうだったのでしょうか。
「先生方は江田島や大柿高校について知っておられるのですが,保護者の方のなかには,大柿高校を知らない, 江田島も知らないということもあります。また,江田島市内の方でも,大柿高校が存続の危機にあることを知らない方もおられます。江田島そして大柿高校の魅力を広く伝えていくことが,やりがいにつながりますね」
広報活動の一環として,毎日のように更新しているフェイスブック。撮影はスマートフォンで,パチリと。
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3学期始業式で校長先生のお話を撮影中。
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この日の様子もフェイスブックにアップされました。
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写真と記事はできるだけその日のうちに更新。その画像をよく見ると,右下にかわいいイラスト入りのボードが。昨年12月から始まった大柿高校の新名物・ウェルカムボードの紹介も,フェイスブックで読むことができます。
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取材日の始業式の後で,正面玄関エントランスにて『ようこそ大柿高校へ!』と,ウェルカムボードを囲んで。左から順に,木村さん,大柿高校事務の赤瀬先生,高木先生。この日は高木先生が,文章とかわいいイラストも描かれました。
日替わり更新のボードから伝わる温かなメッセージは,「目が届く・手が届く・心が届く」大柿高校らしさにあふれています。
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1月10日のウェルカムボードには,明太子の日と,チヌ(クロダイ)の話が。
なぜチヌかといえば,この日,1年生が「地域学」で,チヌフライドック作りに挑戦したのです!
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昨年11月,同「地域学」で,さとうみ科学館の西原館長を招へいし,江田島ならではのチヌについての講演会が行われました。そこでチヌの生態について学んだ1年生。今回の実践編では,チヌフライドックをはじめ,カルパッチョなどのチヌ料理を作りました。
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講師は,元ANAクラウンプラザホテル広島・日本料理宴会和食料理長を務められた,皆川さんです。
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この日は木村さんも参加。情報発信のフェイスブック用撮影だけでなく,自らもチヌ料理を手伝い,生徒と一緒に調理。授業時間の限られたなかで,手際のフォローやひとりひとりへの目配りも欠かさず,すっかり柿高の一員となり,リードしていた様子が印象的でした。
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バーガーにはさむチーズを,生徒と一緒に包む木村さん。
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仕上げのケチャップがけの様子を見守ります……。上手にできたら,すかさずフォローも。
今回のチヌ料理にあたっては,えたじま向上委員会の方々をはじめ,多くの皆さんの協力がありました。そして,参加した生徒も自主的に動き,調理,配膳,後片付けを時間内で行いました。
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カルパッチョの盛りつけ中にも,ついカメラにポーズを向けようと前へ出てしまう茶目っ気ぶりも。授業の楽しさがそのまま,柿高生の笑顔にあらわれていますね。
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活動の合間にはこうしたワンシーンも欠かさずに。コミュニケーションの積み重ねから,木村さんと柿高生との信頼関係が築かれているのだと感じるひとコマです。
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そしてフェイスブック用の撮影もしっかりと。楽しい雰囲気で進行した様子が,この日の記事からも伝わってきました。
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1月下旬,公立高校の選抜(I)志願状況が新聞や県教委ホームページに掲載されました。今回,大柿高校は志願者数が定員を超えたのです!柿高フェスタをはじめ,学校と地域の人々との協力,そして木村さんの取り組みもあわせて,柿高のさまざまな変革が結実したものと言えるでしょう。
そんな大柿高校の日々の話題をお届けするフェイスブックアカウントはこちら。柿高,そして木村さんの,これからの躍進に期待大です。
【2019.3.27追記】何と,来年度入学予定者は40人に!広島県教育委員会が存続ラインとしていた全校生徒数80人以上を上回る結果となりました。
【学校情報】広島県立大柿高等学校
住所:〒737-2213 江田島市大柿町大原1118-1
電話番号:(0823)57-2055
FAX:0823-57-2619
ホームページ:http://www.ogaki-h.hiroshima-c.ed.jp/
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浅草の商業施設「まるごとにっぽん」に,呉&江田島マルシェがやってきます!
海産物や柑橘類など揃えた呉,江田島市のマルシェ。
世界フィギュア国別対抗戦では羽生選手たちが,2018NHK杯国際フィギアスケート競技大会では紀平選手たちがかぶった江田島市のオリーブ冠づくりワークショップがあります。
※ワークショップは1日10組限定受付となります。
そして,まるごとにっぽんでは初登場となる,呉市のゆるキャラ「呉氏」にも会えます!
呉と江田島のおいしいもの・楽しいことが満載の「呉&江田島マルシェ」,ご来場をおまちしています!!
日時:平成31年2月9日(土)10:00~18:00,2月10日(日)10:00~16:00
場所:まるごとにっぽん3F Event Space みんなでたいけん
まるごとにっぽんホームページ:https://marugotonippon.com/
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まるごとにっぽん初登場の「呉氏」
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人気のワークショップ,オリーブ冠作り
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陸奥砲塔をはじめ,決められたコースにて,ゆっくり見学できる,一年に一度のお楽しみです。
江田島湾海上花火大会の観覧場所でおなじみ,構内グラウンドでは弁当などの軽食持ち込みで,お花見もできます!(※酒類持ち込みおよび飲酒は不可)
春のひとときを,ここ江田島で過ごしてみてはいかがでしょうか。
日時:平成31年3月31日(日)9:00~16:00 (受付時間9:00~15:30)
場所:海上自衛隊第1術科学校構内
駐車場や受付などの詳細は,海上自衛隊第1術科学校ホームページのリンクをご覧ください。
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新鮮な牡蠣が産地ならではの大特価!旬の魚介や柑橘も並びます。
江田島の味覚を満喫カキ祭,是非御来場ください。
日時:平成31年2月3日(日)10:00~(※雨天決行)
場所:小用みなと公園
駐車場:江田島中学校グラウンド
お問い合わせ先:江田島市カキ祭実行委員会事務局(江田島市産業部交流観光課内)
電話番号:0823-43-1644
チラシはこちら⇒PDFファイル
ちなみに牡蠣は港でも販売されています。 天応~切串を結ぶフェリーの乗り場(切串港)では,なんと殻つき牡蠣が12個1,000円!
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たっぷり入った便利なむき身も同じく1,000円です。とってもおトクなお値段です。フェリーをご利用の際は,是非ご利用ください。
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昨秋の台風により日程延期となりましたが,いよいよ1月27日(日)開催です!
江田島市内の中学校吹奏楽部,海上自衛隊第1術科学校の演奏,OverStepによるダンスパフォーマンスなど,音楽の祭典にふさわしいプログラムが勢揃い。
江田島在住のプロシンガー・樹-MIKI-さんと,大柿高校音楽部とのコラボによる楽曲「またここで」を披露。
島の恵み大集合のマルシェに,オリーブワークショップもあります。
そしてこの冬,満を持しての新登場!チヌバーガーをはじめ,チヌ料理試食ブースが設けられる予定です!こちらもどうぞ,お楽しみに!!
~柿高フェスタとは~
市民有志による「恵み多き宝の島応援交流隊」と高校が共催で行うイベントです。
2016年9月に民間団体による「交流と定住サミット in 江田島市」が開催され,そこで集まった方の中から生まれたのが,「恵み多き宝の島応援交流隊」。
(恵み多き宝の島応援交流隊フェイスブック…https://www.facebook.com/kakikoufesta/)
翌年の2017年9月,大柿高校の活性化と魅力化のために実施したのが,柿高フェスタでした。
大柿高校の生徒がモデルとなり,十二単などの着装実演を披露。江田島市内の学校の児童生徒,地域団体による音楽演奏。江田島の特産品などを扱ったマルシェほか盛りだくさんの内容でした。
在校生や市内の小中学生,市民の参加で,高校活性化へとつなげるこのイベント。初開催にして,島内外から約1700人の参加者がありました。
日時:平成31年1月27日(日)10:00~15:00
場所:広島県立大柿高等学校(大柿町大原1118-1)
駐車場について:大柿高校駐車場へ車を停めることはできません。大古小学校,江田島市役所ほか,指定の近隣駐車場をご利用ください。
お問い合わせ先:恵み多き宝の島応援交流隊(チラシ内に連絡先記載)
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フェスティバル江田島2018
~ええとこじゃけん!たのしんでいきんさい!じまんの島~
毎年秋恒例の,フェスティバル江田島。今年も国立江田島青少年交流の家で開催されます。
昨年好評を博した神楽の,迫力ある上演は見ごたえあり!
そして今回は2年ぶりに,気仙沼の焼サンマふるまいが復活します。
平成23年に発生した東日本大震災で,江田島市からは宮城県,福島県へ職員派遣を行いました。
また,気仙沼市からの要請を受け,平成23年4月から約10か月間,本市所有のフェリー「ドリームのうみ」を大島汽船株式会社に無償貸与しました。この縁により,フェスティバル江田島2016までの間,毎年多くのサンマを無償提供していただきました。
2年ぶりのサンマ提供は,このたびの7月豪雨の報に接した大島汽船株式会社のご厚意によるものです。
生涯学習講演会では,テレビでおなじみの,さかなクンを講師に迎え,「ふるさと再発見ギョギョッ!江田島の海っておもしろい!!」が開催されます!
日時:11月18日(日) 午前10時~午後3時30分(雨天決行)
場所:国立江田島青少年交流の家
問い合わせ先:国立江田島青少年交流の家(0823-42-0660)
会場案内やプログラム,無料シャトルバスや駐車場については,チラシをご覧ください。
チラシはこちら(PDFファイル)
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江田島湾海上花火大会
~頑張ろう えたじま~
7月豪雨の影響で延期となっていたサマーフェスタ江田島・江田島湾海上花火大会ですが,内容・日程が決まりました。
サマーフェスタで予定されていたバンド演奏やダンスなどのステージは今回ありませんが,10月28日(日)は自衛隊記念日のため,自衛隊行進などの記念行事を見ることができます。また,出店販売もあります。
約2100発の花火が秋の夜空を彩ります。
開催日:10月28日(日) 午後2時30分~午後6時30分
プログラム:
午後2時30分~ 開場
午後3時15分~午後3時45分 自衛隊記念式典
午後3時45分~午後4時15分 観閲式
午後5時45分~午後6時 花火大会あいさつ
午後6時~午後6時30分 花火打ち上げ
(※開催時期変更に伴い,開始および終了時間が早くなっています。ご注意ください)
午後2時30分~午後6時30分まで出店があります。
場所:海上自衛隊第1術科学校
問い合わせ先:江田島市交流観光課(0823-43-1644)
会場までの無料シャトルバスや駐車場については,チラシをご覧ください。
花火大会チラシはこちら(PDFファイル)
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えたじまマママルシェ,今年もあります!
日時:平成30年9月2日(日)9:00~14:00
場所:江田島町小用 小用みなと公園
『ママにやさしい海辺のマルシェ』をテーマに,海のすぐそばの公園で,船を眺め,潮風を浴びながら,瀬戸内のようにやさしく力強いマルシェが開催されます。
もちろん,ママだけでなく,多くの皆様のご来場をお待ちしております。
今回は,江田島産の麺とツユを使ったコラボイベントを予定!
マルシェ出店のほかに,さとうみ科学館による海辺の生き物ふれあいコーナー,竹を使ったワークショップ,広商デパートもあります。
開催直前まで何が飛び出すかわからない「えたじまマママルシェ2018」,どうぞお気軽にお越しください。
お問い合わせ先:江田島市企画振興課
電話番号:(0823)43-1630
※台風接近のため中止,日程延期になる旨,発表がありました。→恵み多き宝の島応援交流隊フェイスブック
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江田島市内の中学校吹奏楽部,海上自衛隊第1術科学校の演奏,OverStepによるダンスパフォーマンスなど,音楽の祭典にふさわしいプログラムが勢揃い。
江田島在住のプロシンガー・樹-MIKI-さんと,大柿高校音楽部とのコラボによる楽曲「またここで」を初披露。生で最初に聴けるのは,柿高フェスタ2018だけ!
島の恵み大集合のマルシェに,オリーブワークショップもあります。
~柿高フェスタとは~
市民有志による「恵み多き宝の島応援交流隊」と高校が共催で行うイベントです。
2016年9月に民間団体による「交流と定住サミット in 江田島市」が開催され,そこで集まった方の中から生まれたのが,「恵み多き宝の島応援交流隊」。
(恵み多き宝の島応援交流隊フェイスブック…https://www.facebook.com/kakikoufesta/)
翌年の2017年9月,大柿高校の活性化と魅力化のために実施したのが,柿高フェスタでした。
大柿高校の生徒がモデルとなり,十二単などの着装実演を披露。江田島市内の学校の児童生徒,地域団体による音楽演奏。江田島の特産品などを扱ったマルシェほか盛りだくさんの内容でした。
在校生や市内の小中学生,市民の参加で,高校活性化へとつなげるこのイベント。初開催にして,島内外から約1700人の参加者がありました。
日時:平成30年9月30日(日)10:00~15:00
場所:広島県立大柿高等学校(大柿町大原1118-1)
駐車場について:大柿高校駐車場へ車を停めることはできません。大古小学校,江田島市役所ほか,指定の近隣駐車場をご利用ください。
お問い合わせ先:恵み多き宝の島応援交流隊(チラシ内に連絡先記載)
海軍兵学校移転130年記念地域交流事業「海上自衛隊第1術科学校 教育参考館特別展」,7月21日より開催中です。
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江田島市内への所蔵品外部展示・地域公開は,教育参考館初。
展示物は教育参考館だけではなく,江田島市内在住者や品覚寺からの所蔵品も含み,うち教育参考館からは約160点の展示物が貸し出されています。
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※PDF形式のチラシはこちら↓
教育参考館特別展A4チラシ.pdf (2.12MB)
展示会場は2つに分かれ,第1会場はこちらの大柿地区歴史資料館・江田島市灘尾記念文庫(大柿町大原)。
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車で来館の場合,大柿地区歴史資料館・江田島市灘尾記念文庫敷地内の駐車場ではなく,道路を隔てて向かい側(ローソンの後方)にある,臨時駐車場が利用可能です(「P駐車場」の立て看板が目印)。
また,公共交通機関ご利用の際は,江田島バスの「大柿老人福祉センター」が最寄バス停となります。
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展示物に手を触れることと写真撮影は不可ですが,今回は「江田島ファンネット」紹介にあたり,特別に撮影許可をいただいています。
(※開催初日の7月21日,地元中学生の来場でにぎわう館内)
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この特別展では,ピンバッジなどの海上自衛隊(非売品)グッズが当たるスタンプラリーも実施中です。
第1会場の大柿地区歴史資料館・江田島市灘尾記念文庫,第2会場の学びの館,そして教育参考館,ふるさと交流館の4か所が各ポイントとなります。
(※応募資格は,スタンプ4個揃っている方が優先,3個以上集めた方も応募資格あり)
もらえるグッズはエコバッグやクリアファイルなど,ピンバッジ以外にもいろいろと。その中からいずれか1つ,500名様に当たります。
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こちらの第1会場では,入ってすぐの正面受付にスタンプラリーの案内とスタンプ台があります。
見本もあるのでわかりやすいですね。
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続いて第2会場は,学びの館(江田島町中央)。
学びの館から斜め上にある,江田島市民センターの駐車場が利用可能です(江田島支所駐車場と同じ)。
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こちらのスタンプラリーの受付台は2階。ちなみに,どの会場のスタンプも手作りです。
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教育参考館を含めた,海上自衛隊第1術科学校の見学時間・所要時間は,こちらで確認できます。
海上自衛隊第1術科学校ホームページ
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海上自衛隊第1術科学校の構内は広いので,ついついいろんなところでカメラを構えてしまいますね。
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開催期間中,教育参考館は7月24日(火)と8月28日(火),ふるさと交流館は毎週月曜日が休みのため,各会場来館の際には,ご注意ください。
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平素より,江田島ファンネットを応援いただきまして,ありがとうございます。
既にテレビや新聞でも報じられていますが,このたびの豪雨につきましては,水害や道路の陥没,土砂崩れや住宅被害が多く発生しており,道路や家屋の復旧にむけて現在も対応が続いています。
このため,7月21日実施予定であった切串おかげんさんまつりは中止,8月4日実施予定であったサマーフェスタ江田島2018・江田島湾海上花火大会は日程延期(開催日未定)となりました。
なお,江田島市全域で災害発生後から続いた断水は7月25日に解消されました。しかしながら,市内に水を安定供給するためには今後の節水が欠かせない状況です。
平成30年7月豪雨災害の対応については,江田島市ホームページ,フェイスブックの下記リンクで随時情報を更新中です。
江田島市ホームページ「平成30年7月豪雨による災害対応情報一覧」
http://www.city.etajima.hiroshima.jp/cms/articles/show/5612
江田島市フェイスブック
https://www.facebook.com/etajimacity/
豪雨災害直後には上記の事情もあり,江田島ファンネットでの「店舗紹介」などの記事更新を一旦中止しておりましたが,本日より再開いたします。
これからも江田島ファンネットを,よろしくお願いいたします。
7月5日からの大雨による影響で,江田島市でも断水,通行止めなどの被害が出ています。
この件については,江田島市ホームページ,フェイスブックの下記リンクで随時情報を更新中です。
江田島市ホームページ「平成30年7月豪雨による災害対応情報一覧」
http://www.city.etajima.hiroshima.jp/cms/articles/show/5612
江田島市フェイスブック
https://www.facebook.com/etajimacity/
なお,江田島ファンネットでの「店舗紹介」などの記事につきましては,諸事情が整い次第の更新とさせていただきます。
今後とも江田島ファンネットを,どうぞよろしくお願いいたします。
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今年もあります,第3回江田島まるとくフェア!
日時:平成30年5月3日(祝・木)10:00~16:00
場所:海上自衛隊第1術科学校
江田島ブランド認定品ほか江田島産品の販売、人気のキッチンカー部隊もやってきます。ポテトフライ、焼き鳥、ケバブ、唐揚げ,クレープなど食べられます。
今年は気球がやってきます! 係留飛行体験が10:30~13:30の間に開催です!!
どうぞお越しください。
お問い合わせ先:江田島市観光協会
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(※ページ内の写真は昨年2017年大会のものです)
江田島 SEA TO SUMMIT 2018
4月23日(月)10:00からエントリー開始です。
mont bell(株式会社モンベル)主催の環境スポーツイベント『SEA TO SUMMIT』。2014年に第1回が開催されてから、今年で江田島は5回目を迎えます。
スタート地点は,昨年と同じくサンビーチおきみ。カヤックで小黒神島をぐるりとまわる海のステージ約10km。
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江田島市役所能美市民センターを中継し,サンビーチおきみへ戻ってくるバイクステージは約23km。
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そして砲台山をハイクでめざして約5km。
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海・島・山の約5時間にもおよぶ全行程を,人力のみで巡ります。
ひとり自分のペースで挑戦するシングル部門,2名以上5名以下で参加できるチーム部門,どちらでも参加できます。
(1日目は環境シンポジウム,2日目が上記アクティビティとなっております。両日参加できる方がお申込みできます)
※昨年シンポジウムの様子から。
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また,カヤックレンタル(有料),初心者・初級者向けカヤック(SUP)体験が江田島カヌークラブでできます。
詳細は
●「SEA TO SUMMIT」のホームページ
http://www.seatosummit.jp/menu117/contents559
●江田島カヌークラブのカヌーレンタルなどに関して
江田島カヌークラブ:etajima-canoe-club.jimdo.com/
今年も江田島で,みなさんの参加をお待ちしております!
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継承される能美島・江田島の文化と歴史
島のお寺で365日欠かさず行われる朝のおつとめ
「常朝事(じょうあさじ)」ってご存知ですか。
文字通り一年間365日、毎日欠かさず、お寺でご住職とご門徒による朝のおつとめ=「お朝事(おあさじ)」を行なうことです。
江田島市(能美島・江田島)のほとんどのお寺では、なんと、この「常朝事」が約200年にもわたり現在まで続いています。
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島の「常朝事」の歴史は江戸時代、天保の頃にさかのぼります。
戦国武将の福島正則が関が原の戦いの後、安芸の国に入り寺院統制を行なった結果、安芸の国では浄土真宗(西本願寺派)が大きく広まりました。江田島・能美島では、江戸時代中期から後期にかけて広まり、現在の島の多くのお寺はその時に建立されたと言われています。
(それまでは、江田島・能美島には密教(真言宗)のお寺しか無かったそうです。)
そして、現在の沖美町の専念寺・徳正寺・長徳寺などが「常朝事」を始め、能美島全土、江田島全土に広がったものが現在まで受け継がれているようです。
今回、いつもより少し早起きをして、いくつかのお寺の朝のおつとめに参加してみました。
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夜が明ける朝7時前(夏季は6時半のお寺が多いです)、ポツリポツリと人が集まります。
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カーンカンカンカンカン・・・朝の澄んだ空気に鐘の音が響きます。
ご住職が鐘を打ち終わると、おつとめがはじまります。
それぞれのお寺によって多少異なりますが、『正信偈(しょうしんげ)』や『讃仏偈(さんぶつげ)』などを読経します。
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本堂、そして境内に読経が響きわたり、なんとも言えない厳かで神秘的な雰囲気です。
読経が終わるとご住職の法話になります。日頃のニュースや地域のお話を交えながら親鸞聖人の教えを説かれるご住職や、経典を紐解いて勉強会のようなスタイルでお話されるご住職など様々です。
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読経が終わるとご住職の法話になります。日頃のニュースや地域のお話を交えながら親鸞聖人の教えを説かれるご住職や、経典を紐解いて勉強会のようなスタイルでお話されるご住職など様々です。
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法話が終わると、おつとめは終了です。それぞれの1日が始まります。毎日繰り返される風景、これが島のお寺の「常朝事」です。
本記事の取材で、あるお寺のおつとめに参加した際、「実際、毎日どれくらいの方が集うのですか」とご住職にお伺いしてみました。
昭和の頃と比べると半数以下になったそうです。しかし今でも、少ない時で3名くらい、多い時は20名以上の方がお参りされるそうです。
「おつとめにおいでになられる方は年々減っておりますが、伝統は繋げていきたいですね。
どなたでもおいでになられるのをお待ちしております」とご住職からのお言葉。
集われる門徒さんも優しく、初参加の私に「ここから読むけんね~」などと親切に教えてくださいました。
今までお寺でのおつとめをしたことのない私からすると“非日常”的な体験でしたが、これが島のお寺では200年以上続く“日常”だと知り、大変な驚きを感じたのと同時に、心が温まった取材でした。
人々の“心のよりどころ”としての寺、そして地域の伝統や歴史の伝承者としてのお寺。
そこで毎日行なわれる朝のおつとめ。
守っていきたい島の大切な文化だと思いました。
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~お花見の季節到来!~
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桜のシーズン到来ということで、3月23日に江田島をぐるりと回って桜の開花状況を確認してみました。すでに満開の桜を発見!
場所は江田島町の海上自衛隊第1術科学校から徒歩2分の『学びの館』です。
たまたま通りかかった人もびっくりされていました。
おそらく島で一番乗りの満開です。
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毎年開花が早い沖美町リレーセンター近くの桜はもう少しといった様子。
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旧沖保育園はまだまだこれから。3月末が見ごろでしょうか?
実はこの旧沖保育園、東京オリンピックの新国立競技場を手掛ける隈研吾さんの監修で昨年の秋にリノベーションされました!
平日は施錠されていることが多いですが、週末には地域の方々の交流スペースとなっています。江田島に来た際は、ぜひお立ち寄りください!
詳しくはコチラ
https://satoyama-mirai2017.jp/renovation.html
ひろしま里山未来博 廃校リノベーションHP
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こんな感じです!
江田島産の牡蠣殻をあしらったパネルと開放的な縁側がデザインの特徴となっています。
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サインも!
今回、すでに桜が満開だったのは驚きでした。
色々な場所で毎日のようにお花見が楽しめる江田島に感謝です!
風が海を介して土と交わる「フウド」
10月16日プレオープン!
以前にファンネットで紹介した江田島で活躍する様々な人々を紹介する「江田島人物図鑑」(参照ページ)。その仕掛け人である地域おこし協力隊の後藤さんが、続けて立ち上げたのがこの「フウド・プロジェクト」です。
江田島市沖美町にある使わなくなった市の施設を、低予算で改修し、再活用する社会実験。地域おこし協力隊の移住促進員としての後藤さんが「働く」をキーワードに江田島市の交流活性・移住促進のアイデアのひとつとして発案しました。
『風』~外からきた人~が、『海』を介して、『土』~地元の人~と交わるという意味をこめて、『フウド(風海土)』と後藤さんが新しく名づけたこの施設。
建物の一階部分には、交流スペースの他、移住支援窓口を設置。そして二階部分は、江田島市で初となるシェアオフィス/コワーキングスペースを設けます。
汗だくでのセルフリノベーション!
今年の6月下旬からプロジェクトがスタート。まずは片付けから始まり、リノベーションを開始。
建物でそのまま利用できる部分はそのままを生かし、改修が必要な部分はできるだけ廃材や不要となった家具類を再利用したりして改修費用を抑えました。そして、ほとんどの作業は、後藤さんの他、地元の若者などを中心に様々な人々のボランティアによって行なわれました。
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二階部分の改修前から改修後まで。
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8月の炎天下の中、再利用するために廃材を洗う後藤さん。
電気工事など専門的なもの以外は、ほとんどの作業を自らこなした。
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外壁はこれから。江田島市在住のアーティストによってペイントされる予定。
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フウドから望む夕日。一日の疲れを癒し、心洗われる絶景。
プレオープン期間が、本当の意味でのスペース作り!
窓の外に広がる海を眺めながら、おのおののスタイルで働く。開放的な空間の中で、気さくに会話を交わす。島の内外の様々な人々の交流が、お互いに化学反応を起こし、新しい何かが生まれるスペース。
2018年1月の正式オープンに向けて、プレオープン期間中に利用者の要望や様々な声を吸い上げて、本格的な機能や形を作り上げていくようです。
どんなに風に仕上がっていくのか、そして、どんな効果を江田島市に生み出すのか。
「フウド」、期待しています。
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「フウド」Facebook
https://www.facebook.com/fuudo2510/
広報えたじま第156号(平成29年10月号)
32ページ「キラリえたじま」(PDFファイル)
http://www.city.etajima.hiroshima.jp/cms/files/uploads/koho201710_p32.pdf
江田島 SEA TO SUMMIT 2017
4月17日(月)よりエントリー開始です♪
アウトドア用品で有名なmont bell(株式会社モンベル)の主催する環境スポーツイベント『SEA TO SUMMIT』。
江田島では2014年に第1回が開催され、今年で4回目になります。当初、日本全国で5箇所の開催だったのが、今では12箇所という人気のイベントになっています。
Kayak(SUPも可):10Km、Bike:23Km、Hike:5Kmの総距離約38Km。人力のみで海・里・山を進む。自然を感じ、自然を考えるスポーツイベントです。
なかなかハードなコースですが、2名~5名で競技を分け合う形も可能なので、チームで参加して楽しむこともできます。
スタート地点になるのは、サンビーチおきみ(本年度より通年営業になりました)のある入鹿海岸。
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まずは、Kayak(SUP)!
約5Km沖合いにある小黒神島を回ってくるコースです。早朝にカヌーが沖まで連なる景色は圧巻です。
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昨年はSUP初心者の女性がしんがりでしたが、無事帰還!その勇気には驚きましたが、女性は満足そうでしたよ~。
ちなみに、当日カヌーのレンタル(予約要)もする江田島カヌークラブには、すでに練習に来られているかたもいるそうです。
海からあがると、Bike!
沖美町・能美町の海岸線を楽しめるコースです。
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毎週末、多くの方がサイクリングに訪れているのでご存知の方も多いと思いますが、サンビーチ沖美を出るとすぐ急な坂があります。そこが1番の難所です。
最後がHike!
日露戦争時代の砲台跡が残る、砲台山(三高山)を目指します。
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登頂したら眼下にカヌーで回った小黒神島や宮島(鳥居の見えない裏側になります)も観ることもできますよ~!
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競技の前日には、沖美ふれあいセンターでのシンポジウム。
江田島は広島市や呉市から近い島ですが、海・里・山と自然に恵まれているので、あらためて環境を考えるにはうってつけの場所になっています。
自然を学び、自然の中で楽しむ!
ストイックに体力の限界に挑むもよし、仲間で楽しく自然に触れ合うもよし。
それが『SEA TO SUMMIT』。
今年は6月17日(土曜)18日(日曜)の開催!島で皆さんのお越しをお待ちしています。
詳細は
●「SEA TO SUMMIT」のホームページ
http://www.seatosummit.jp/menu117/contents559
●江田島カヌークラブのカヌーレンタルなどに関して
特設ページ:etajima-canoe-club.jimdo.com/江田島sea-to-summit-特設ページ/
住む人も、訪れる人も『ワクワクできる島』えたじまを目指して
明岳 周作(あきおか しゅうさく)新江田島市長
11月13日の江田島市長選挙で江田島市長に当選された明岳氏に、選挙後のお忙しい中の11月24日にお話を伺いました。
江田島町秋月にお住まいの明岳氏のプロフィールですが、県立三津田高校、中央大学を卒業後、昭和54年に呉市役所に入所して総務企画部長などを歴任し、昨年1月から今年7月まで呉市副市長を務めていらっしゃいました。
ご覧のとおり、呉市行政のエリートといって過言でない経歴で、呉市副市長の任期を2年半残しているなか、江田島市長選挙出馬というリスクを伴う道を選択された経緯と今後の方針を語っていただきました。
江田島市長選挙立候補の話は、選挙の僅か5カ月前の今年6月10日頃に呉市市長の小村氏から頂いたそうです。明岳氏にとっては青天の霹靂だったそうですが、日頃参加していた勉強会での「頼まれたら断るな」「困難な道を進め」という教えを前向きに実践しようということになったようです。
選挙活動は、熱意・誠意・創意を政治信条に掲げ、“『ワクワクできる島』えたじまを目指す!”をキャッチフレーズに戦われました。選挙カーは小さな車を選び、島の隅々までに足を運ばれました。
まだまだ、江田島市全体をもっと勉強する必要があるとしながらも、人口減は市民サービスの低下に繋がるので人口減に歯止めをかけたい、市の未利用施設などの有効活用をしたい、など多くの方針を語って頂きました。
呉市でデパートのそごう撤退を目の当たりにした経験から、島で必要なものは島で利用して貰うように市民の意識を変えたいとも話されました。
確かに、バスは必要だと言いながら自家用車の利用が増えたり、買い物も広島や呉に出かけることが多い私には痛感させられる言葉でした。
実は選挙では他の候補の支援をしていた私ですが、その私に対しても、熱意・誠意をもって対応して頂きました。
この日も「夢をみてやりましょう!」という言葉が印象的だった明岳氏。これからの江田島の舵取りも、熱意・誠意・創意で『ワクワクできる島』の実現を目指して進めていかれると思います!
追記:12月5日、新市長として就任、初登庁されました。